フィレンツェ観光モデルコース②美術とグルメを堪能したい!

      2017/10/06

今回のお客さまは、60代のお母さまと30代の娘さん、優しい雰囲気がとても似ていらっしゃるお二人です。

 

娘さんは長年勤めていらっしゃった過酷な勤務の会社を退職し、久しぶりの自由な時間をたっぷり使って憧れのヨーロッパ旅行へ。そして、今まで十分にしてこれなかった親孝行の想いを込めて、海外初挑戦のお母さまとご一緒にお越しになりました。

 

娘さんご自身もイタリアは初めてなので、安心してゆっくりと観光したいということで、ガイドのご依頼をいただきました。



フィレンツェ観光のプランニング

事前にお伺いしたご希望はこんな感じです。

 

  • フィレンツェ到着時&出発時の駅送迎ホテルチェックインのお手伝い
  • 買い物よりもフィレンツェの素晴らしさや空気をゆっくりと味わいたい
  • 美味しいご飯、雰囲気のある場所でゆっくりしたい
  • イタリアは初めてなので絶対見ておくべき観光スポットを厳選して案内してほしい
  • 美術館めぐりが大好きなので、できるだけ美術作品もたくさん見ておきたい
  • とにかく新しいものや知らないものに出会うことが大好きなので、何でも食べたり挑戦してみたりしたい

 

今回のフィレンツェ滞在は、約2日間。一日目のお昼前にヴェネツィアより電車で到着し、翌々日の午前中の電車でローマへ向かうという行程です。

 

打ち合わせの段階で、行きたいところが多すぎて絞り切れないので、おまかせします!というお言葉をいただいていたので、確実に入りたいウフィツィ美術館だけは予約をしておいて、あとは私の方で大まかなプランを決めておき、当日の体調や状況によって臨機応変に行きましょうということに決定しました。

 

フィレンツェ観光『美術とグルメ』:1日目

さて、まずはお昼前のサンタ・マリア・ノヴェッラ駅にてお二人をお待ちします。

 

電車は遅れることなく、無事到着。

 

とても可愛らしい雰囲気のよく似たお二人です!

 

Azu
初めまして!こんにちは~。はるばるフィレンツェへようこそ!2日間、どうぞよろしくお願いいたします!

 

お二人
初めまして~!!こちらこそ、よろしくお願いいたします!

 

さっそく、ご宿泊先ホテルへと向かいます。今回のホテルは、駅からも近く日本人観光客の方もよく利用されるホテル・サンタ・マリア・ノヴェッラです。

 

Hotel Santa Maria Novella / ホテル・サンタ・マリア・ノヴェッラ

住所:Piazza Santa Maria Novella 1, 50123 – Firenze
電話番号:+39 055 271840
メール:info@hotelsantamarianovella.it
公式サイト:http://www.hotelsantamarianovella.it/

 

昼食:トスカーナといえばお肉料理!

無事にチェックインをすませ、一息ついたあと、お腹ペコペコのお二人とともにまずはランチへ。

 

事前にお伺いしていた通り、特に娘さんはとても好奇心旺盛な方で、ガイドブックにある「トスカーナ名物」を制覇したいとのこと!

 

というわけで、色々なメニューを選ぶことのできるこちらへ行きました。

 

Trattoria Zà-Zà / トラットリア・ザザ
trattoria za za
住所:Piazza del Mercato Centrale 26R 50123 Firenze, Italy
電話番号:+39 055 215411
公式サイト:http://www.trattoriazaza.it/ (公式サイトからオンライン予約可能)
営業時間:11:00~23:00
休業日:なし

 

やっぱりトスカーナ名物といえば、基本はお肉料理。最も有名なのはビステッカ・アッラ・フィオレンティーナですが、それ以外にも、牛・豚・鶏はもちろん、イノシシ、シカ、ウサギ、カモ、…などなど、本当にたくさんの種類のお肉を食すのがこのトスカーナエリア。

 

幸いにお二人とも好き嫌いが全くなく(素晴らしい!)、

 

  • クロスティーニ(鶏レバーのペースト)などの前菜盛合せ
  • イノシシのラグーソースのピチ(パスタの一種)
  • パッパ・アル・ポモドーロ
  • うさぎの包み焼き

 

などなど、お昼からしっかりいただきました!

 

お二人
美味しかった♡大満足~!!

 

腹ごしらえがしっかりできたところで、いざフィレンツェ観光スタートです!

 

ウフィツィ美術館

こちらは娘さんが是非!!と見学を強くご希望されていた有名美術館。

 

世界的名画に大興奮!

春(プリマヴェーラ) サンドロ・ボッティチェリ, 1482頃 ウフィツィ美術館, フィレンツェ

春(プリマヴェーラ)
サンドロ・ボッティチェリ, 1482頃
ウフィツィ美術館, フィレンツェ

 

娘さん
うわぁ~~本物ー!!昔、資料集とかで見たあれが、目の前に…♡♡♡

 

次々に出て来る世界的名画に娘さんのテンションはあがる一方です。

 

また、ウフィツィ美術館の歴史や、ゆかりの深いメディチ家のメンバー、それにまつわるエピソードなどのお話も興味津々。

 

ツアーだと駆け足で1時間ぐらいに凝縮されてしまうこともあるウフィツィ美術館ですが、今回は完全にフリーの個人旅行なので心の赴くままに一点一点鑑賞することができます。

 

最初のフロア、3階を見終わったところでなんと驚きの1時間半経過… さすがに圧倒的な作品のパワーに疲れを感じてきたので、ここでひと休憩。

 

お二人
はぁぁ~楽しいねぇぇぇ♪♪♪疲れるけど、楽しいねぇ~!明日も来たいなぁー。笑

 

眺めのいいテラスでひと休憩

ウフィツィ美術館のテラス
ウフィツィ美術館の3階から2階に降りる階段の手前には少し休憩のできるカフェがあります。

 

ここからは、テラスの向こうにドゥオモのクーポラを望むことができるのと、何よりド迫力の至近距離のヴェッキオ宮殿とアルノルフォの塔

 

ヴェッキオ宮殿

 

 

 

お母さん
いやーすごいねぇ。ようこんなん建てたねぇ~
ひとしきり記念撮影後、カフェにてゆっくりとお話ししつつ、休憩です。

 

そして体力を回復したところで、残り2階部分へ。ここもなかなか見ごたえのある作品が続きます。

 

ウルヴィーノのヴィーナス

 

受胎告知 レオナルド・ダ・ヴィンチ, 1472頃 ウフィツィ美術館, フィレンツェ

メドゥーサの頭のある盾 カラヴァッジョ, 1598頃 ウフィツィ美術館, フィレンツェ

夕食:トスカーナ料理を堪能

ウフィツィ美術館に約3時間滞在し、さすがにちょっとお疲れになったので、いったんホテルに戻って休憩。

 

そして夕食へ!今回も、トスカーナ料理といえばここ!!というイチオシのレストランへご案内。

 

Trattoria  da Ruggero / トラットリア・ダ・ルッジェーロ
ruggero
住所:Via Senese 89r, Firenze, Italia
電話番号:+39 055 220542
公式サイト:なし / tripadvisor はこちら
営業時間:昼 12:00~15:00, 夜 19:30~22:30
休業日:火・水

 

街の中心地からは少し距離があるのでタクシー利用。

 

それほど広くはない店内ですが、19時半開店からほどなく満席に。

 

お母さん
地元の人がいっぱいやねぇ。間違いなく美味しいってことやね!

 

娘さん
ホント美味しいね!!はぁ~幸せだー♡

 

こんなに喜んでいただけると、こちらも感激です(*´▽`*)ちなみにこちらのお店のイチオシメニューはスパゲティ・アッラ・カレッティエーラ

 

 

ミケランジェロ広場

夕食後、せっかくここまで来たのでちょっと足を伸ばしてミケランジェロ広場へ。

ミケランジェロ広場からの夜景

ミケランジェロ広場からの夜景

 

昼間の絵葉書のような美しい色合いの街の景色も素敵ですが、夜景もまた格別。

 

フィレンツェは外観規制が厳しいので、街灯の色合いも統一されていて落ち着いた雰囲気。

 

フィレンツェ観光『美術とグルメ』:2日目

フィレンツェのシンボル、ドゥオモ広場

さて、2日目はいよいよフィレンツェのシンボル、ドゥオモへ!!

 

フィレンツェのドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)のファサード

フィレンツェのドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)のファサード

 

お二人
おお…!!!すごい…!!!

 

娘さん
すごい、すごいねぇ~しか言葉が出てこないけど、すごい・・

 

初めてでも、2度目でも、何回目でも思わずやっぱり最初に出て来る言葉は「すごい」。

 

Azu
私もほぼ毎日見ていますが、それでもやっぱり「すごいなぁ」って思っちゃいます…

 

 

ジョットの鐘楼

ジョットの鐘楼」はエレベーターなし、全部階段で一番上まで414段です。

 

娘さん
すごいねぇ~上りたいけど、全部階段だとちょっとキツイかなぁ
お母さん
大丈夫よ、きっとなんとかなるって!

 

娘さん
え…?大丈夫…??本気で言ってる…??

 

お母さん
行ける行ける、もしダメだったら途中で下りてこよ

 

というわけで、まさかまさかの鐘楼に上ることになりました!

 

おそらく、今までご案内した方のうち、お母さまは最高齢…(; ・`д・´)

 

ジョットの鐘楼は一番上まで行く途中で3度ほど踊り場があるので、もしも辛くなったら降りられるし、ということで都度都度確認しながら。でも、思った以上にお元気に階段を上られました!そして一番上まで!!

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ フィリッポ・ブルネレスキ

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ
フィリッポ・ブルネレスキ

 

400段以上の階段は確かに相当キツイんですが、やはりここからしか見られない景色は格別☆

 

娘さん
うわぁ~キレイ!!!あそこのあれは何ですか?あっちは?あそこが昨日行ったところ??楽しーーーい!!ヾ(≧▽≦)ノ

 

お母さん
ほんとねぇ~がんばって上ったかいはあったねぇ~!

 

いやいや、ほんとに良かったです!

 

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

この日は運よく、あまり行列になっていなかったので、大聖堂内部の見学へ。

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)内部

 

 

実はドゥオモ内部、外観(特にファサード)の豪華さに反して、わりと装飾は控えめだったりします。

 

 

最後の審判(クーポラ内部) ジョルジョ・ヴァザーリ、フェデリコ・ズッカリ, 1572-1579 ドゥオモ, フィレンツェ

最後の審判(クーポラ内部)
ジョルジョ・ヴァザーリ、フェデリコ・ズッカリ, 1572-1579
ドゥオモ, フィレンツェ

 

それでもクーポラ内部のフレスコ画など、見どころはたくさん!

 

 

ジョットの鐘楼の共通チケットを使って、地下のサンタ・レパラータ教会遺構も見学しました。

 

 

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

そして最後に同じく共通チケットを使ってサン・ジョヴァンニ洗礼堂へ。

 

一部屋だけの空間ですが、その荘厳な天井のモザイク画は思わず見入ってしまうほど。

 

 

旧約聖書・新約聖書のお話や、カトリックの世界観などをお話しつつ、

 

お母さん
仏教の教えにも通ずるところがあるよねぇ~

 

と、私自身も勉強させていただきました。

 

昼食:トスカーナマンマの家庭料理

さて、午前中いっぱいカトリックの世界観にしっかりと浸り、また414段の階段を上って下りるという運動をこなしたので、再びお腹ペコペコの御一行様。

 

今日のランチはこちらを選びました!

 

Acquacotta / アックアコッタ
IMG_8503
住所:Via De’ Pilastri 51r, 50121, Firenze, Italia
電話番号:+39 055 242907
公式サイト:なし / tripadvisorはこちら
営業時間:昼 12:00~14:30, 夜 19:00~23:30
休業日: 月曜日

 

ここはフィレンツェだけでなく、トスカーナ地方全般のマンマの家庭料理

 

サービス担当の女性がまさに「マンマ」といった風格なんですが、彼女はホントにすごい。

 

何がすごいって、とにかく仕事が早い。全くメモも取らずにオーダーを全部覚えて正確にキッチンに伝えてくれるんです。そして絶妙なタイミングで希望を聞きに来てくれたり、味は大丈夫か確認に来てくれたり。

 

とても家庭的なお店ですが、彼女の素晴らしいサービスのおかげで、かなり心地よいお食事時間を過ごすことができました。

 

お二人
今日のお店も美味しかった!!昨日も庶民的だったけど、それぞれに違うもんなんだねぇ~

 

アカデミア美術館

ウフィツィ美術館と並ぶ、フィレンツェの有名美術館です。

 

フィレンツェの音楽史

ここはダヴィデ像の存在感におされて忘れられがちな(またはあまり知られていない)貴重な音楽コレクションがあります。

 

まさかこんなところにあの有名なストラディヴァリ(しかもメディチ家の紋章入り)が…!

 

あの有名音楽家とフィレンツェが関係あったなんて…!

 

という驚きの連続。

 

娘さん
楽器のことってあまり知らなかったけど、解説してもらうとすごく面白いですね!

 

 

ダヴィデ像とミケランジェロの作品群

 

そしてやっぱり、ここではあのダヴィデ像のオリジナルを心ゆくまで鑑賞。

 

美術好きのお二人らしく、前から、右から、後ろから、左から、遠くから、近くから、あらゆる角度から鑑賞を楽しまれました。

 

既に他2体のダヴィデ像レプリカを見た後でしたが、やはりオリジナルの圧倒的な存在感にはただただ感心。

 

ダヴィデ像手前の囚人像のコレクションもしっかり堪能しましたが、去るときには名残惜しそうでした。

 

 

サンタ・クローチェ聖堂

サンタ・クローチェ聖堂

 

こちらは、この日の朝「ジョットの鐘楼」から見えた時に気になったので行き先に追加。

 

正面ファサードや広場の歴史もさることながら、やはり内部が面白い。

 

こちらもガイドブックでは扱いが小さいことが多いんですが、その始まりを13世紀に遡ることのできる、歴史ある教会なんです。

 

そして歴史あるだけでなく、ジョット、ブルネレスキ、ドナテッロ、ルカ・デッラ・ロッビアなどの見事な美術作品もたくさん。

 

それからミケランジェロをはじめ、ガリレオ・ガリレイ、マキャベッリ、ギベルティ、ロッシーニなど著名人が眠るお墓がずらり。

 

フィレンツェでは珍しい、ステンドグラスも見事ななかなか見ごたえのある観光名所なんですよ。

 

ミケランジェロ・ブオナッツロティの墓碑
ガリレオ・ガリレイの墓碑

 

夕食:名物ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ


あっという間の2日間、いよいよフィレンツェ最後のお食事です。
やはりここは名物ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを召し上がっていただかなくては!!

 

ということで、こちらへご案内。

 

All’Antico Ristro di Cambi / アッランティコ・リストロ・ディ・カンビ
cambi
住所:Via S. Onofrio, 1R, 50124 Firenze, Italia
電話番号:+39 055 217134
公式サイト:http://www.anticoristorodicambi.it/
tripadvisorからオンライン予約可能
営業時間:昼 12:00~14:30, 夜18:00~22:30
休業日: 日曜日

 

見た目はなかなか迫力のあるビステッカですが、赤身が中心のお肉なので意外にもあっさりお腹に入るんですよね。

 

それからいくつかの前菜盛合せと、プリモを少し、最後にデザートまで。

 

お二人
あ~お腹いっぱい!!食べたね~!!大満足です♡

 

ツアー後、ご感想をいただきました!

娘さん
フィレンツェでは、本当にたくさんの美術品にふれさせていただき、また珍しいご飯にもつれていっていただき、感謝の気持ちでいっぱいです(^-^)

あずささんとのフィレンツェの思いでは、まだ鮮明で、いつも、写真を見返しながら、母とこうだったねああだったねと、いつも話しています。

部屋には、美術館で買ったポストカードを飾ってます。

フィレンツェですごした時間は本当に素敵で
母はまたいきたいとイタリア語の勉強をはじめたんですよ♪

また、ぜひ!イタリアへ!フィレンツェへ!と考えています☆

その時は、またお会いできたら嬉しいです。

 

こちらこそありがとうございました!!

 

本当に、好奇心旺盛で素敵なお母さまと娘さんでした!

 

イタリア語の勉強をなさっているとのこと、次回来られたときはより楽しい旅になること間違いなしだと思います☆

 

また、お会いできる日が楽しみです!!ヾ(≧▽≦)ノ

 

あわせて読みたい

 

この記事を書いた人
フィレンツェ在住の公認観光ガイド、Azuです。
得意ジャンルは美術、街歩き、ワイン。好きな芸術家は、ブロンズィーノ。有名作品もいいけど、隠れ注目ポイントや裏話が大好き!普通のガイドブックじゃ見つからない、”ここだけの話“をお伝えします♪ 詳しいプロフィールはこちら
お問い合わせ TwitterfacebookページInstagram

 

 - ガイド, 現地ツアー