イタリア人って、いっぱい休んでるイメージ…ありませんか?
実は意外なことに、年間を通しての祝日数は、日本よりもイタリアの方が少ないんです。
※日本の祝日数は16日、イタリアは12日。
でも、休みは休むのがイタリア人!!
イタリアの祝日はお店やスーパーもお休みになることが多いので、旅行期間がイタリアの祝祭日にあたる場合は要注意ですね。
でも、その祝日にちなんだ伝統行事のイベントや歴史行列をやっていたりもするので、普段は見られない街の顔が見られる貴重なチャンスでもあります。
2024年のイタリアの年間祝日をご紹介しますので、参考にしてください!
目次
イタリアの祝日一覧 2023年
イタリアの祝日
イタリアの祝日は、多くがキリスト教関連の行事によるお休み。
教会ではミサが行われ、公的機関はもちろん、お店やスーパー、美術館などの観光施設もお休みになることが多いです。祝日=かき入れ時の日本とは逆ですね!
旅行日程にこの日にちが入るときは、目的地の営業時間などをよく確かめてくださいね。
イタリア共和国 全国共通の祝日
イタリアでは、全国共通の祝日と街ごとの祝日(後述)があります。
共通してお休みになるのはこちらの一覧の通り。
1月1日 | 元日 | Capodanno |
1月6日 | 公現祭 | Epifania または befana |
3月31日 | 復活祭(*) | Pasqua |
4月1日 | 天使の月曜日(*) | Lunedi d’angelo または Pasquetta |
4月25日 | 解放記念日 | Aniversario della liberazione |
5月1日 | メーデー | Festa del lavoro |
6月2日 | 共和国記念日 | Festa della repubblica |
8月15日 | 聖母被昇天の日 | Ferragosto または Assunzione |
11月1日 | 諸聖人の祝日 | Festa degli Ognissanti |
12月8日 | 無原罪の御宿りの日 | Immacolata concezione |
12月25日 | クリスマス | Natale |
12月26日 | 聖ステファノの祝日 | Santo Stefano |
(*)=復活祭は、春分の日と満月の日にちで決まるので、毎年変動します。
街ごとの祝日
上の全国共通のお休みとは別に、イタリアでは街ごとに個別の休みがあります。
えーっ、何それ…???
イタリアの各都市には守護聖人が定められており、各聖人はそれぞれの記念日を持っています。
それぞれの街は、それぞれの守護聖人の記念日をお休みにするという風習があるため、その日はローマは休みだけど他の街は休みじゃない、ってことが起こり得るんですね。
主な街ごとの祝日はこちらです。
観光の日がイタリアの祝祭日・休日にあたったら
観光名所もお休み
休みは休むのがイタリア人!
美術館や宮殿、劇場など観光名所も例外ではなく、お休みになるところが多いです。
特に1月1日と12月25日は多くの観光名所が閉館になり、この日に観光することはかなり難しいです…。また、復活祭やメーデー(5月1日)を休館とする美術館も結構あります。
もちろん、お店もほとんどがクローズですから、本当に市内散策ぐらいしかすることがない…という状態に。中でも12月25日のクリスマスは、翌26日も聖ステファノの日で必ず連休となるので、かつての日本のお正月3が日状態ですね。
地元の人たちもそれをわかっているので、祝日前にはスーパーなどでたくさん食料品を買い込み、お休みに備えます。当日はただ休むだけ。
でも、お家にいて退屈してきたのか、午後になると街中にわらわらと人が増えたりもします。
「ポンテ」に注意
イタリアには日本のように「振替休日」とか「国民の休日」という制度はありませんが、火曜日や木曜日が祝日で、少し休めば連休になるという場合には、ついでに休んで連休を作ってしまうことが多々あります。
例)火曜日が祝日→月曜日を休みにして、日~火まで休み
これを「ポンテ(Ponte)=橋」と言います。
美術館など観光施設がその日も休むことはまれですが、お店やレストラン(特に小さいところ)などではよくありますのでご注意を!!