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『花の都』フィレンツェへ行こう!アクセスは空から?陸から?それとも海から!?

フィレンツェは南北に長いイタリア半島の中で、中部のトスカーナ州というエリアに位置します。

人口は約101万人、首都ローマ(434万人)や経済の中心ミラノ(325万人)と比べると、少し小ぶり目な街です。

※いずれも2019年1月1日現在(出典:イタリア国立統計研究所「Istat」)

フィレンツェを旅行するには、まず、どこからどうやって入るのがいいのか。飛行機、電車、船でのアクセス方法についてそれぞれご紹介します。

フィレンツェへのアクセス

それではまず、フィレンツェってどこにあるかご存知ですか?

旅好きナナミちゃん

あっ、うーんと、イタリア…のどこか…ってなると微妙かも…

それでは、フィレンツェの場所と位置関係を地図で確認してみましょう!

イタリアの地図

フィレンツェはイタリア中北部の内陸部です

イタリアは南北に長い国。地中海に飛び出したようなブーツの形が特徴です。
国土は日本の約4分の3ほど、緯度は実は日本よりも高く、フィレンツェの場所は日本で言うと大体、北海道の旭川あたりです。

旅好きナナミちゃん

そんなに上なんだ!じゃあ、結構寒いのかな??

いえいえ、穏やかな地中海性気候のため、気温は東京や大阪など本州の都市部とそれほど変わらず、かなり過ごしやすい気候です。

Azu

フィレンツェの年間を通じてのお天気や気候は「旅行の準備に役立つ気候情報」を見てみてくださいね!

ちなみに、現在のイタリアの首都はフィレンツェより300km近く南にあるローマ。
でも、経済的な中心地は実はミラノで、こちらはフィレンツェより同じく300kmほど北に位置します。

大体の位置関係がわかったところで、フィレンツェへのアクセス方法を見てみましょう。

日本から飛行機で直接入る

2022年8月現在、残念ながら日本とイタリアの直行便はありません

ほとんどの人は、合計の飛行時間が短いヨーロッパ系の航空会社(ルフトハンザ航空、KLMオランダ航空、エールフランスなど)を利用しているようです。

航空会社の選び方のヒント>>イタリア旅行決めたらまず予約!これだけは知っておきたい航空券選びのコツ

フィレンツェのペレトラ空港(=アメリゴ・ヴェスプッチ空港)は中心地からバスやタクシーで2~30分、トラムでも約25分とアクセスのいい立地になっています。

空港から市内中心部までのアクセスと空港内部の様子についてはこちらが参考になると思います。

フィレンツェ・ペレトラ空港の利用方法~市内へのアクセス、空港内の様子を詳しくお伝えします!

イタリアの他の都市から電車で入る

イタリアにはフィレンツェの他にもローマヴェネツィアミラノなど人気の観光地がたくさん!
数都市周遊したい!という場合は、電車の移動が便利です。

それぞれの都市の間は、トレニタリア(旧国鉄)またはイタロが運営する、日本の新幹線のような乗り物で快適に移動できます。

フィレンツェ人のポールくん

ちなみに「トレニタリア」は会社名でーす。電車は「フレッチャロッサ」「フレッチャビアンカ」「フレッチャアルジェント」などがありまーす

 

海外初心者でも大丈夫!1からわかるイタリア国内移動方法【電車、バス、タクシー、ハイヤー】

ローマからのアクセス


トレニタリアとイタロのいずれを利用しても所要時間は1時間半程度。電車の本数も多めで、日帰りも十分可能です。
料金目安は20ユーロ~70ユーロぐらい。同じ電車でも予約時期が早いほど、安いことが多いです。

Azu

すっっっっっっごくたまに、直前割引とかがあるらしいですが…それを狙っていくのはちょっとリスクが高いかも…

【ローマ(Roma Termini)→フィレンツェ(Firenze S.M.N.)】

会社 始発 最終
トレニタリア 5:10 19:50
イタロ 5:40 19:40

【フィレンツェ(Firenze S.M.N.)→ローマ(Roma Termini)】

会社 始発 最終
トレニタリア 6:00 22:14
イタロ 7:43 21:43

※季節や曜日によって変化しますので、必ず公式サイトでご確認ください。

ヴェネツィアからのアクセス

トレニタリアとイタロのいずれを利用しても所要時間は約2時間15分
料金目安は20ユーロ~70ユーロぐらい。同じく予約時期が早いほど、安いことが多いです。

Azu

ヴェネツィアは日帰りもできなくはないですが、電車の本数が少ないことと最終が早めなので滞在時間が少なくなりがち…ちょっともったいない気もします
注意

ヴェネツィアへの日帰り旅行者は、2023年1月16日以降、街への入場料(3~10ユーロ/入場日によって価格変動)が必要です。

【ヴェネツィア(Venezia S.Lucia)→フィレンツェ(Firenze.S.M.N.)】

会社 始発 最終
トレニタリア 5:26 19:26
イタロ 7:05 18:05

【フィレンツェ(Firenze S.M.N.)→ヴェネツィア(Venezia S.Lucia)】

会社 始発 最終
トレニタリア 4:32* 21:20
イタロ 7:39 19:39

*ボローニャで乗り換え。直通列車の場合、始発は8:20

※季節や曜日によって変化しますので、必ず公式サイトでご確認ください。

ミラノからのアクセス


トレニタリアとイタロのいずれを利用しても所要時間は約2時間
料金目安は20ユーロ~70ユーロぐらい。同じく予約時期が早いほど、安いことが多いです。
【ミラノ(Milano Centrale)→フィレンツェ(Firenze S.M.N.)】

会社 始発 最終
トレニタリア 5:10 20:10
イタロ 5:40 19:40

【フィレンツェ(Firenze S.M.N.)→ミラノ(Milano Centrale)】

会社 始発 最終
トレニタリア 4:32* 21:36
イタロ 7:25 21:25

*ボローニャ乗り換え。直通の場合、始発は5:55

※季節や曜日によって変化しますので、必ず公式サイトでご確認ください。

クルーズ船でのアクセス


こちらは番外編、かつ季節限定ですが…
夏になると地中海クルーズツアーがたくさんの会社から販売され、とても人気です。
フィレンツェは内陸の都市のため、最寄りのクルーズ寄港地は主にリヴォルノ

そこからフィレンツェまでは約90km、車を使って1時間ちょっとかかります。
電車もありますが、ローカル線しかないため以下の理由であまりおすすめはしません

  • 夏期はローカル線の本数が減便になることがある
  • 遅れや列車キャンセル(=出発しない)が生じやすい
  • クルーズ船が着く港から駅までの距離がそれなりにある(専用シャトルバスなどを利用)

なので、クルーズ船を利用してフィレンツェ観光を楽しみたい!という場合は、専用車を手配するか、クルーズ船が出しているシャトルバスを利用するという手段がおすすめです。

それぞれ、時間の自由がきく(専用車)⇔コストがかからない(シャトルバス)というメリットがあり、デメリットはお互いその反対、ということになります。

Azu

専用車も手慣れたドライバーさんが渋滞や通行止め情報などを逐一入手して時間を設定してくれますので、安心ですよ♪

フィレンツェへのアクセス方法色々の中から、自分の旅程に最適なものを選んでくださいね!

フィレンツェ旅行の全体像を描きたい!という場合は「イタリアの至宝、花の都フィレンツェ。アクセス、名物、観光スポットは?」もおすすめです。

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