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パラティーナ美術館、近代美術館、大公たちの宝物殿、衣装博物館(ピッティ宮殿)

この情報は 2024年3月 時点のものです

最新の情報やイレギュラー対応など、詳細は公式サイトにてご確認ください。

表示している入場料金は一般料金です

小人・高齢者・団体など各種料金は公式サイトにてご確認ください。

ピッティ宮殿とは

名前の由来となったピッティ家が15世紀半ばに建設し、1550年にメディチ家のコジモ1世と妻エレオノーラ・ディ・トレドが購入。現在は建物内に、パラティーナ美術館・近代美術館・大公たちの宝物殿(旧:銀器博物館)・衣装博物館がある。建物の後ろには広大なボーボリ庭園が広がる。

パラティーナ美術館

かつて「高貴な階」と呼ばれたピッティ宮殿の2階部分に位置し、メディチ家とロレーナ家の大公たちが暮らし、1860年にイタリア王国が統一されてからはサヴォイア王家が生活した。現在はメディチ家のコレクションを中心とする貴重な絵画作品等をたくさん所蔵しており、それらの代表的な作者はラファエロティツィアーノカラヴァッジョルーベンスピエトロ・ダ・コルトーナカノーヴァなど。
展示されている作品だけでなく、天井部分などのフレスコ画装飾も見事で、部屋ごとにギリシア神話をモチーフにした壮大な世界観が表現されており、見ごたえ十分。また、フィレンツェの伝統工芸である輝石細工による豪華なテーブルや家具なども必見。

ラファエロ作「小椅子の聖母」愛情深い母のまなざし。

近代美術館

ピッティ宮殿の3階部分に位置し、この部分もかつてはロレーナ家の大公たちの居住スペースとして使われていた。
1700年代終わりから1900年代(第一次世界大戦前まで)を中心とする絵画コレクションを展示。2階部分がルネサンス~マニエリスムの宗教画を多く展示するのに対し、こちらは新古典主義(ネオクラシック)ロマン主義などに始まり、イタリアの印象派とも呼ばれるマッキャイオーリの素晴らしいコレクション、そして1800年代後半の彫刻作品を展示している。

大公たちの宝物殿(旧:銀器博物館)

ピッティ宮殿1階に位置し、かつてメディチ家が夏用の居住区画として使用した部屋。内部の装飾はフェルディナンド2世が1635年の自身の結婚を機に装飾を命じたもので、様々な世界観とだまし絵効果などにより見事な芸術作品に仕上がっている。
このエリアに所蔵されているものはメディチ家代々の家宝と呼んでもよい、ロレンツォ・イル・マニフィコ(豪華王)の壺からコジモ1世のカメオ、フランチェスコ1世のクリスタル、マリア・マッダレーナ・ダウストリアのアンバー、アンナ・マリア・ルイーザのジュエリーコレクションなど、どれも思わず息をのむほどの美しい品々ばかりである。

メディチ家「最後の女性」フィレンツェの芸術を守ったアンナ・マリア・ルイーザ。

衣装博物館

ピッティ宮殿3階の南側エリア、1716年よりロレーナ家のピエトロ・レオポルドにより増築された小宮殿。建物自体にかつて使用されていた日時計など、建築物としてみても興味深い。
古いものから近代のものまで、ドレスやアクセサリー、劇場用衣装など6000点ほどのコレクションを所蔵。これはイタリアで唯一のファッションの歴史を物語る美術館であり、また世界的に見てもかなり重要な位置づけを占める。中心となるのは1700年代以降の衣装であるが、1500年代のコジモ1世と妻エレオノーラ・ディ・トレドの実際に使用した衣装や、彼らの息子ガルツィアの喪服なども展示されている。

ピッティ宮殿基本情報【開館時間・休館日・入場料】

時間・休館日・入場料】

  • イタリア語表記:Palazzo Pittiパラッツォ・ピッティ
  • 住所:piazza Pitti 1 Firenze
  • 開館時間:火-日 8.15 – 18.30※最終入場は17.30
  • 休館日:月曜日、1月1日、12月25日
  • 入場料:*パラティーナ美術館内「王家の居室」ゾーンはメンテナンスのため閉館中
    ※予約時別途3ユーロ
    一般入場券
    ハイシーズン(1月1日~1月9日、2月21日~11月9日、12月21日~12月31日)16ユーロ
    ローシーズン(1月10日~2月20日、11月10日~12月20日)10ユーロ
    *時間帯割引
    ハイシーズン(1月1日~1月9日、2月21日~11月9日、12月21日~12月31日)12ユーロ
    <適用条件>
    予約ありの場合8.55までに入場
    予約なしの場合、8.45までにチケットを購入し、8.55までに入場すること(ただし8.45までにチケット売り場に到着していても時間内に購入・入場できることが保証されているわけではないので注意)。
    ローシーズン(1月10日~2月20日、11月10日~12月20日)5ユーロ
    <適用条件>以下①②のいずれか
    ①8.59までにチケットを購入し、9.25までに入場(ただし8.59までにチケット売り場に到着していても時間内に購入・入場できることが保証されているわけではないので注意)。
    ②毎週水曜日、15.00以降にチケットを購入
    ※ただし12月26日~1月6日は割引適用外
    このチケットのみではボーボリ庭園には入場できません。ボーボリ庭園は以下いずれかのセット券または単独のチケットが必要です。
    ピッティ宮殿&ボーボリ庭園のセット入場券
    ハイシーズン(1月1日~1月9日、2月21日~11月9日、12月21日~12月31日)22ユーロ
    ローシーズン(1月10日~2月20日、11月10日~12月20日)14ユーロ
    ウフィツィ美術館&ピッティ宮殿&ボーボリ庭園&国立考古学博物館&輝石美術館のセット入場券(5日間有効)
    ハイシーズン(1月1日~1月9日、2月21日~11月9日、12月21日~12月31日)38ユーロ
    ローシーズン(1月10日~2月20日、11月10日~12月20日)18ユーロ
  • サイトURL:http://www.uffizi.it
  • チケットオンライン予約:https://webshop.b-ticket.com/webshop/webticket/eventlist

2024年:
1月7日、2月4日、3月3日、4月7日、4月25日、5月5日、6月2日、7月7日、8月4日、9月1日、10月6日、11月3日、11月4日、12月1日
▶イタリア国立美術館 無料入場日 https://firenzeguide.net/musei-statali-gratis/

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