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サン・マルコ美術館とは
アカデミア美術館のすぐそばにあるサン・マルコ美術館は、何といっても「天使のごとき」と呼ばれた画家ベアート(フラ)・アンジェリコの作品を多数所蔵していることで有名。
建物自体はドメニコ会のサン・マルコ修道院の回廊と僧坊だった場所で、1436年にメディチ家の命を受けた建築家ミケロッツォが設計したもの。1階の回廊を取り囲む壁にはベアート・アンジェリコほか、多数の作者の手によるフレスコ画装飾からキリスト教の世界観に浸ることができる。街中にありながらとても静謐な空間で、落ち着いて美術鑑賞をするのに最適。ここで主に活動したフラ・バルトロメオの作品や、ギルランダイオのもう一つの「最後の晩餐」も1階で見ることができる。
2階にはもっとも有名なベアート・アンジェリコの「受胎告知」と各僧坊に描かれた聖書の物語の他、ミケロッツォ設計の図書館やコジモ・イル・ヴェッキオ・デ・メディチの専用礼拝堂、かつてここの修道院長だったジローラモ・サヴォナローラの個室など、コンパクトながら見るべきところが多い。
サン・マルコ美術館基本情報
時間・休館日・入場料】
- イタリア語表記:Museo di San Marco
- 住所:piazza San Marco 3 Firenze
- 開館時間:月-日 8.15-13.50 ※月曜日…第1,3のみ開館/日曜日…第2,4のみ開館
※最終入場は閉館時間の30分前 - 休館日:第1・3・5日曜日、開館日の日曜日の翌月曜日、1月1日、12月25日
- 入場料:8ユーロ※予約時別途3ユーロ
- サイトURL:http://www.polomusealetoscana.beniculturali.it/index.php?it/190/museo-di-san-marco-firenze
- チケットオンライン予約:https://webshop.b-ticket.com/webshop/webticket/eventlist