輝石作業所・美術館とは
1588年、メディチ家のフェルディナンド1世の希望により創設された輝石製作所は、当時は行政機関のための建物として建てられた現ウフィツィ美術館の一角にあった。そこでは珍しい、貴重な石や素材を使った作品作りに特化した制作活動を行い、君主の礼拝堂(「メディチ家礼拝堂」)や高価な家財道具の装飾を任された。メディチ家からトスカーナ大公の地位を引き継いだロレーナ家のピエトロ・レオポルドは1796年、現在の輝石製作所へと場所を移した。現在は新たな作品作りではなく、フィレンツェの数多の芸術作品の修復活動を主に行っている。美術館内部は輝石製作所が創設されたときからの時系列に作品が展示されている。
輝石作業所・美術館観光基本情報【開館時間・休館日・入場料】
- イタリア語表記:Museo dell’Opificio delle Pietre Dure
- 住所:via degli Alfani 78 Firenze
- 開館時間:月-土 8.15 – 14.00 ※最終入場は閉館の30分前
- 休館日:日曜日、祝日、6月24日
- 入場料:6ユーロ ※予約時別途3ユーロ
- 2019年10月1日~2025年10月3日までウフィツィ美術館のチケット(ピッティ宮殿・ボーボリ庭園との共通チケットや年間パスも含む)があればチケット発行日より5日間、無料入場が可能
- サイトURL:http://www.opificiodellepietredure.it/
- チケットオンライン予約:https://www.b-ticket.com/b-ticket/uffizi/default_eng.aspx.html
