秋の味覚の王様!トリュフ祭りのシーズンが来ましたよ。

      2017/07/18

秋の味覚と言えばワイン、オリーブオイル、ポルチーニ!!

そして何より、キャビア、フォアグラと並ぶ世界三大珍味のひとつ、トリュフが大収穫祭を迎え、産地ではこの時期ならではのお祭りが開催されます 😆



トリュフはキノコの一種

日本語で「トリュフ」と検索するとキノコとチョコレートが半々ぐらいで出て来るんですが、本家はキノコ。

(トリュフチョコレートの)名称は、高級食材であるトリュフ(セイヨウショウロ)に似ている事から。…(中略)…トリュフチョコレートは、1895年12月フランスシャンベリのN.Petruccelliにより創作された。

[Wikipedia「トリュフチョコレート」より]

一方、本家のトリュフ(キノコ)が文献に登場するのは紀元前16世紀だとか!!

 

さて、トリュフには、黒トリュフ白トリュフがあります。ご存知でしたか?

そして、どちらが貴重なんでしょう?

それぞれの特徴はこんな感じ。

黒トリュフ

  • 主な産地はフランス南西部
  • お料理と一緒に加熱して食べることが多い
  • 蒸したりお酒に浸したりして缶詰、瓶詰にして一年中使うことができる

白トリュフ

  • 主な産地はイタリア北中部
  • 加熱せず、生のままで食材に振りかけて食べる
  • 保存がきかないので取れたらすぐに食べる

使い方からなんとなーく想像ができたかもしれませんが、そう、お高いのは白トリュフです。

この時期、10月の中旬~12月頭にかけて白トリュフが掘り出され(地中20cmぐらいに生息しているのを訓練された豚さんとか、犬さんが探し出します)、産地では週末ごとにトリュフ祭りが開催されます!

有名な各地のトリュフ祭り

北部ピエモンテ州では

北の古都、トリノのちょっと南、アルバ(Alba)という小さな街、というか村が白トリュフの生産地として世界的に有名なんです。

このエリアは同じくワインでもその名を世界にとどろかせていて、バローロ、ランゲ、アスティなど日本でも人気のワインがたくさん産出されているところですね。

その他、ジャンドゥーヤチョコレートの主な材料となるヘーゼルナッツの特産地でもあり、美食家にはたまらないゾーンです。

アルバ村地図

アルバはトリノから約60km、ミラノから150kmほどの山奥のエリアです

ここで行われるトリュフ祭りが、Fiera Internazionale del tartufo bianco d’Alba(フィエラ・インテルナツィオナーレ・デル・タルトゥーフォ・ビアンコ・ダルバ)という盛大な規模のお祭りで、今年はなんと第86回を数えるそう。

今年の会場は「Cortile della Maddalena(コルティーレ・デッラ・マッダレーナ)」というアルバ駅から徒歩5分の広場で、トリノからでも1時間半ほどで着く場所にあるので、比較的立ち寄りやすいところですね。こういうお祭りが行われる会場って車でないと行けないとか、バス乗り継いで2時間とかいうところも結構ありますから…

公式サイトのビデオなんか見てると楽しそうで、すぐに行きたくなります♪

アルバのトリュフ祭り公式サイトビデオギャラリー

アルバのトリュフ祭り公式サイトビデオギャラリー

 

中部トスカーナ州では

そして我らがフィレンツェ、中部の要の最寄り(?)のお祭りは、サン・ミニアート(San Miniato)というフィレンツェとピサの間のこれまた小さな村で行われます。

san-miniato2

このエリアはあの天才レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれ故郷ヴィンチ村と目と鼻の先で、どこまでものどかなオリーブ畑とブドウ畑が続くところです。

san-miniato

サン・ミニアート村

普段は訪れる人こそ少ないですが、この時期になると打って変わってたくさんの人が白トリュフ目指して大集合!

こちらで行われるのはFiera Tarturo di San Miniato (フィエラ・タルトゥーフォ・ディ・サン・ミニアート)というお祭りで今年で第46回だそうです。

ここはフィレンツェの街から結構行きやすく、電車で30~40分ほど+バスで15分ほどで会場に着きます。

会場自体も小さな村全部を使ってやる感じで、そんなに広くはないのでわりとすんなり見れるでしょう。アルバほど人が集中しませんので、まだゆったりとまわれます(会場は基本的に屋外です)。

11月の土日の週末のみ開催ですが、日ごとに鼓笛隊のパレ―ドがあったり、各種催しをやっています。

各スタンドでは生トリュフだけでなく、トリュフを使ったオイルや塩のほか、この辺りでよく食べられるイノシシのラグーソースの瓶詰など、珍しいものも色々売っていて、お店の人に声をかけると味見させてもらえますよ。

  • Fiera Tartufo di San Miniato 公式サイトURLはこちら、プログラム内容はこちら(イタリア語のみ?)
  • 電車での行き方はこちら(トレニタリアの公式サイト)※Firenze S.M.N~San Miniatoで検索、バスは駅の目の前から30分に1本出ています。

中部マルケ州では

もうひとつ、中部の東、アドリア海側のマルケ州ではFiera Nazionale del tartufo Bianco(フィエラ・ナツィオナーレ・デル・タルトゥーフォ・ビアンコ)というお祭りが開かれます。acqualagna2

このお祭りが開かれるアックアラーニャ(Acuqlagna)という村、実は「トリュフの街」として有名なんですって!アルバの方が有名なんですが、実にイタリア全土の生産量の6割ほどがここから採れる、イタリア最大のトリュフ産地だとか。

11月には白トリュフ祭り2月には黒トリュフ祭り、そして8月にはサマートリュフ祭りが開かれるという、とにかく年中トリュフでいっぱい。

今年の秋は第51回トリュフ祭りです。トリュフを見たり味見したり、実際に購入したりもできます。

ちなみに普段のアックアラーニャはこんなところ。azqualagna

ゾウの はなこちゃん
めちゃくちゃ綺麗じゃないっすか!! 

そうなんです。まさに清流という名前がふさわしい、小さな川が流れる山あいの地です。

ここからそう遠くない隣村のウルビーノには、あのルネサンス三大巨匠のひとり、ラファエロが1483年に生まれています。

ラファエロ自画像

Autoritratto di Raffaello Sanzio
1506ca
Galleria degli Uffizi, Firenze

ラファエロはこの生まれ故郷で少年時代を過ごし、20歳の頃、既に高名だったレオナルドやミケランジェロの噂を聞きつけてフィレンツェにやってきました。結構な美青年で、人好きのする社交的な性格で友達も多かったそうです。

彼の他にも、著名な建築家ブラマンテや、音楽家のロッシーニなどもこのエリアの出身です。すごいですね!!

  • Fiera Nazionale del Tartufo Bianco 公式サイトURLはこちら(イタリア語、英語)
  • 公共交通機関では非常に行きにくいので、車移動が正解です。

マルケ州ではもう一つ、サンタガタ・フェルトリア(Sant’Agata Feltria)という町でも同様のトリュフ祭りが開かれています。

先ほどのアックアラーニャより北70kmほどに位置する山あいの小さな村で、サン・マリノ共和国の近く。同様にアクセスは車の方が良いですね。高台の町なので、田園風景が望めていい気分です。

こちらのお祭りはFiera Nazionale del Tartufo Bianco Pregiato (フィエラ・ナツィオナーレ・デル・タルトゥーフォ・ビアンコ・プレジャート)。10月にはトリュフ犬によるトリュフ狩りコンテストも行われたようです。cani

  • Fiera Nazionale del Tartufo Bianco Pregiato 公式サイトURLはこちら
  • 公共交通機関では非常に行きにくいので、車移動が正解です。

トリュフを使ったおすすめ料理

目玉焼きトリュフかけ

料理男子のポールくん
白トリュフはとにかく香り高いので、シンプルな目玉焼きにかけるだけで美味しいでーす
目玉焼きの白トリュフかけ

目玉焼きの白トリュフかけ

白トリュフはとても高価なので、たぶんもっとも高級な目玉焼きですね。笑

ちなみに、白トリュフの相場は1kgあたり50~60万円。このようにかけるだけなら数gですみますが…

でも、一度は食べる価値あり!トリュフのおいしさがこのシンプルさの中に最大限に生きているんですよ。

レストランなどでは、トリュフをまるごとと小さい秤をテーブルに持ってきて、削る前と削った後の重さをはかり、実量で料金精算のところも。「ストップって言ってね」と言われぼんやりしてたら数千円の目玉焼き!!とかも起こりえます。ご注意を 😎

タリアテッレ トリュフオイルソース

料理男子のポールくん
パスタにする場合も、シンプルなレシピがいちばんおいしいでーす

<材料>(4人分)

  • タリアテッレ(細長い平麺のパスタ) 400g
  • バター 100g
  • 白トリュフ 50g
  • 肉ベースのブロード(出汁) 適量
  • パルミジャーノ・レッジャーノ…すりおろす
  • 塩 少々
料理男子のポールくん
はじめにバターを熱してブロードとお塩少々を加えまーす 
料理男子のポールくん
タリアテッレをたっぷりのお湯でゆでまーす
料理男子のポールくん
ゆであがったらソースとからめておしまいでーす
ソースとからめて…

ソースとからめて…

料理男子のポールくん
盛り付けて白トリュフを削りかけて…ほぉぉぉ~~~~~ブォーノ!!!♡♡♡
タリアテッレのトリュフオイルソース

できあがり!!

ていってもそんなお高いトリュフ、手に入らないよー!(>_<)という場合は、トリュフオイルというのが日本でも販売されていますので、こちらで代用してみるところからでいかがでしょう。

トリュフは松茸と同じで、何よりも香りを楽しむ食べ物ですから!!

なお、トリュフオイルには、実際にトリュフをオイルに漬け込んで作られたものと、オイルに香りだけ風味付けされたものとがあります。もちろん、前者の方がお値段は高く、250mlで5~7,000円ほど、後者はその半額ほどで手に入ります。

お料理に使うのはほんの数滴ですので、一瞬でなくならず、しばらく使うことができますよ♪

また、ご紹介したお料理以外でも、シンプルにサラダにかけたりパンにかけたりするだけでも美味しくいただけますし、オムレツなど卵料理にかけてみるといつものオムレツがグッと高級に!

たまの贅沢に、ちょっとチャレンジしてみましょう♪

 - イベント