ヴァザーリの回廊とは
1565年、メディチ家の宮廷建築家であったジョルジョ・ヴァザーリにより設計された全長約1kmに及ぶ廊下で、ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館に始まりヴェッキオ橋の上を通過して、ピッティ宮殿までを結ぶもの。名目上は、当時のトスカーナ公コジモ1世の長男フランチェスコ1世と、神聖ローマ皇帝の妹ジョヴァンナ・ダウストリアの結婚を祝して建築された。
現代では長らくウフィツィ美術館が所蔵する自画像コレクションが展示されるスペースとして使われていたが、2016年より安全上の理由から閉鎖され修復工事が行われていたが、2024年12月21日より再度一般公開となった。

ヴァザーリの回廊基本情報【開館時間・休館日・入場料】
- イタリア語表記:Corridoio Vasariano
- 住所:Lungarno degli Archibusieri, 50122 Firenze FI
- 開館時間:火 – 日/10.15 – 17.20 (最終入場は16.35)
- 休館日:月曜日、12月25日、1月1日
- 入場料:※予約時別途4ユーロ ※予約必須
・一般入場券:43ユーロ(ウフィツィ美術館+ヴァザーリの回廊)
・5施設5日間セット入場券(ウフィツィ美術館+ヴァザーリの回廊&ピッティ宮殿&ボーボリ庭園&国立考古学博物館&輝石美術館):56ユーロ - その他注意事項:
①ウフィツィ美術館にはチケット指定時刻の2時間前から入場可能。内部見学はチケット指定時刻までに済ませ、ウフィツィ美術館2階のD-19 Meeting pointに指定時刻5分前に集合(遅れた場合は回廊への入場不可、返金なし)。時間枠で区切られたグループごとに45分間でウフィツィ美術館からピッティ宮殿側へと進む。
②館内は一方通行のため、入場後の逆戻り不可(ウフィツィ美術館を再度見学することはできないので注意)。
③一回の入場グループは最大25名で構成され、入場者は引率の係員の指示のもと行動することとし、自由に好きな場所を見学したり、一か所に長く留まったりはできない。
④終了時に外に出る際に必要なコートや折り畳み傘などは持参すること。ただし、大きなリュックなどは持ち込めずウフィツィ美術館のクロークに預けた上、終了後に外側から再度戻って引き取る必要がある。
⑤回廊内にトイレや休憩場所はなし。入場前にウフィツィ美術館側で済ませるか、終了後にピッティ宮殿側で行くこと。 - サイトURL:https://www.uffizi.it/corridoio-vasariano
- チケットオンライン予約:https://webshop.b-ticket.com/webshop/webticket/eventlist
2025年:
1月5日、2月2日、3月2日、4月6日、4月25日、5月4日、6月1日、6月2日、7月6日、8月3日、9月7日、10月5日、11月2日、11月4日、12月7日
▶イタリア国立美術館 無料入場日 https://firenzeguide.net/musei-statali-gratis/

