オンニッサンティ教会とは
1251年、ウミリアーティ修道会により建てられ、聖母マリアとすべての聖人に捧げられている。建築開始時はゴシック様式で始まり、ジョット、タッデオ・ガッディ、ジョヴァンニ・ダ・ミラノなどの芸術家が活動した。教会内部に素晴らしいジョットの十字架磔刑像が現在も展示されている。他に、ボッティチェリやギルランダイオのフレスコ画も見ることができる。1561年、教会はフランチェスコ会の手に渡り、16世紀から17世紀にかけて内部は大幅に改築された。さらに1637年、マッテオ・ニジェッティの計画に基づきファサードが完成。現在のスタイルは19世紀に改築されたものである。
豊かな芸術作品に加え、著名人の眠る墓がいくつかあることでも有名な教会で、サンドロ・ボッティチェリ、16世紀の偉大な航海士で探検家のアメリゴ・ヴェスプッチ、ナポレオンの妹カロリーヌ・ボナパルトの墓などがある。
修道院回廊(別入り口)からはギルランダイオのフレスコ画『最後の晩餐』にアクセスできる。
オンニッサンティ教会 基本情報
- イタリア語表記:Chiesa di Ognissanti
- 住所:Borgo Ognissanti 42 Firenze
- 開館時間:
10月~3月…月, 水-日 9.00 – 13.00, 15.00 – 19.30
4月~9月 …月, 水-日 9.00 – 13.00, 15.00 – 20.00
※ミサの時間は見学不可 - 休館日:火曜日
- 入場料:無料
- サイト:https://chiesaognissanti.it/
- ギルランダイオ『最後の晩餐』はこちら
