フィレンツェ旅行を楽しく安全に!治安と注意すべきこと、現地のマナーなど。

憧れのイタリア旅行!!

 

美術鑑賞に美しい景色、お買い物、美味しいお食事…やりたいこと、行きたいとこ、食べたいものたくさん!!

 

フィレンツェはイタリアの中でもかなり治安のいい街ですが、やはり日本にいるのとはちょっと違うことも。

 

それに現地でどのように振舞うべきか、恥ずかしいい思いをしないために知っておくべきマナーもご紹介。

 

最低限、気に留めて置いた方がいい心構えを、体験談も交えてお伝えします。

フィレンツェの治安と注意すべきこと

フィレンツェは比較的平和な街なので、大きな事件や凶悪犯罪などはあまり聞きません。

 

Azu

どちらかというと最近の日本の方が不気味だったり物騒だったりなお話を聞くことも…

 

でも、そうは言っても移民に寛容な文化でもあり、色々なところから色々な人が集まって来ています。中には無許可でもぐりこんでいる不法滞在者も。

 

日本にいるのと同じ感覚で油断していると、思わぬ被害にあってショックを受けてしまうこともあります…

 

過剰な心配は不要ですが、よく聞く軽犯罪の種類をご紹介します。

 

スリ

耳にする軽犯罪の中で一番多いかもしれませんね。

 

歴史的建造物が多く、ルネサンス時代の街並みが美しいフィレンツェでは見るもの聞くものが刺激的!つい、キョロキョロと見まわしているうちに荷物から集中力がそれてしまうことがあります。

 

特に被害がよく発生するのは、人が多い観光名所周辺。以下、4つの事例をご紹介します。

 

ドゥオモ広場

60代女性

背中に背負ったリュックが気づいたら開いていました。数万円分のユーロ現金が紛失(クレジットカードは別保管していた)

 

毎日見ていてさえ、その壮麗さに感激してしまうドゥオモ。

 

初めてならもちろん、何度目かでもやっぱり写真を撮りたいですよね。

 

世界中からたくさん人が集まって来ていて、ハイシーズンは特に、ドゥオモ広場周辺はとにかく人がいっぱい。

 

写真を撮るのに夢中になっていると、背中に背負ったリュックがいつの間にか開けられて…ということがあります。

 

それから、お買い物をした後で荷物が多くてちょっと一瞬地面に…と置いた瞬間、どこからともなく忍び寄る人影が。
写真を撮り終わったらもちろん、もうそこにはせっかく買ったお土産はありません。

 

対策
人が多い場所で立ち止まって写真を撮ったり、建物を見たりするときはリュックは前に!しっかり閉まっているかも確認しましょう。できれば、さらにロックがあるといいかも。それから、お財布など貴重品はなるべく奥深く、取り出しにくいところに入れること!

 

最近、イタリアの若者たちがよく持っているのを見かける、背中側から出し入れするこんなタイプのリュックも有効かも。

 

 

シニョーリア広場

70代男性

写真を撮ってほしいと3人ほどの外国人に頼まれ、快く引き受けた。後になって気づいてみるとズボンのポケットの中からお財布が消えていた。深いポケットだから大丈夫だと思ったのに…

 

シニョーリア広場も、ドゥオモ広場と同じく人が多い場所です。

 

特に、ダヴィデ像の前周辺~ウフィツィ美術館前へ抜ける道は本当に狭いです。

 

犯人は大体プロなので、すれ違いざまの一瞬で抜き取ることはたやすいことのはず。

 

また、数人で同時に近づいてきたり、囲まれたりしたら相手が笑顔で友好的に見えたとしてもちょっと注意…かも。

 

イタリア人ガイドマーク先輩

もし自分だったら、友達と一緒だとしても写真を撮ってくださいと頼む人だけが近づくはず!!

 

対策
ズボンのポケットはもう危なすぎます!!そこに入れるなら、せめてチェーンをつけるとか…とにかくすぐに取り出せないところに入れておくのが鉄則です。相手はプロなので「触られたり手を入れられたリしたら絶対わかるはず」というのは通用しません。

 

中央市場2Fフードコート

40代男性

その時はとても混雑していました。興味を引かれた場所で写真を撮るのに夢中になっていて、いつもボディバッグで前にしているのにその時はたまたま後ろに。その後、買い物しようとお財布を出そうとしたとき、ファスナーが開いていてお財布がなかったんです…

 

中央市場の2Fはフードコートになっていて、美味しくて営業時間も長く、お手軽に利用できて便利なんです。が…

 

食事どき(12時過ぎ~14時前頃と19時過ぎ~22時頃まで)はとにかく人が多い!!

 

上の二つの広場と同じく、人が多いところは本当に要注意です。

 

彼らスリを生業としている人々にとっては、格好の仕事場です。

 

対策
バッグは必ず体の前で!荷物は席などに置きっぱなしにしないように…
貴重品を置いておくのはもっての他、席をキープするどころか「お金、差し上げます」状態です。

 

バスやトラムの中

Azu

これ、実は私なんですよね…

 

お恥ずかしながら、スリにあったことがあります。

 

しかも、まったく気づいていませんでした!!

 

その時持っていたのは肩から下げるトートバッグタイプでしたが、夜遅くなってしまったとき、ちょっと疲れて頭がぼーっとしていたんですね。

 

乗車率は満員でもないものの、立っている人もたくさんいた状態でした。

 

まったくいつ盗られたのかはわかりませんが、どうもバッグのファスナーは開いていたようです。人様のことは言えません…

 

バスに乗る前に最後にお財布の中にお金が入っているのを見たので、どう考えてもバスの中しかありえないんですよね。

 

このお財布は巡り巡って警察に届いたのですが、もちろん現金はユーロも円もコインに至るまですべてありませんでした。

 

対策
ファスナーをしっかり閉めて体の前に持っておくこと。バス、トラムにスリが多いというのは定説です。フィレンツェだけでなく、ローマやミラノの大都市、特にメトロがあるところはそこも注意です。

 

以上、いずれのケースも共通しているのは「盗られたことにまったく気づかなかった」です。

 

相手は本当にプロ、服のポケットでもバッグでも、触られた感覚がまったくないのです。

 
自分だけは大丈夫、と思わず、必ず厳重に管理しましょう!

 

踏み絵詐欺

20代女性

友達と話しながら歩いていて、狭い場所を通るとき、地面に絵が置いてあるのに気づかず、踏んでしまった。大柄な黒人男性に怒鳴りつけられ、売り物をダメにしたといって50ユーロとられてしまった

 

これはフィレンツェ独特の詐欺ですね。

 

特にお天気のいい日が多く、観光客の数が激増するハイシーズンに被害が多発しています。

 

やはり人通りの多い場所、

などでよく見かけます。

 

もともと違法なので警察官が近づいてくるのを見かけるとあっという間に絵を集めて逃げていきます。が、いなくなるとまた広げて並べるといういたちごっこ。

 

請求する金額も、人を見て変えているようで、ある人は50ユーロと言われた(けど12ユーロぐらいにまけさせた)とか、とある老婦人は100ユーロと言われて怖くて泣く泣くそのまま払ってしまったとか、いろんなパターンがあります。

 

でも、何を言われても払う必要はないものです。上記の通り違法ですから…

 

対策
上ばかりに気を取られず、下にも注意して歩くこと。特に人の多い場所では景色や話に夢中になりすぎず、周りにちゃんと気を配るのを忘れずに!万一、遭遇してしまったら、警察を呼びましょう。

 

 

ミサンガ売り

20代男性

すごく親し気に話しかけてきてミサンガを渡されました。いらない、といったけど「タダだよ、あげるよ」と言われ受け取ってしまったんです。少し後に違う人が出てきて「お金払ってないだろ」と怒鳴られ結局20ユーロ払わされてしまいました…

 

これも昔からある手口です。

 

すごく親し気に話しかけながら、ハイタッチしてきたりします。もしくは、握手を求めてきたり。

 

うっかり応じると相手の手が離れたときにはこちらの手の中にミサンガが…

 

本当にスゴ技で、逆に感心してしまうくらい。とはいえ、不要なものは不要なので受け取ってはいけません。

 

受け取ったが最後、何らかの手段でお金を請求される可能性大です。

 

対策
見知らぬ人にハイタッチや握手など、接触を求められても極力応じない。欧米人を見ていると、声をかけられたら一応受け答えはするものの、歩みを止めることはなく、手もポケットから出さない…という対応の人が多いです。万が一、受け取ってしまった場合、大きな声で周りの人に聞こえるように「これ、僕のじゃないから!いらないから!ここに置いとくよ!!」とアピールして、どこか近くに置いて立ち去りましょう(地面に捨てるのではなく、石垣の上とか何かの上に置く方がベター)。

 

署名詐欺(?)

30代男性

道端で怪しい日本語で「ショメイ、オネガイシマース」と言われました。署名くらいいいかと思って名前を書いたら20ユーロ請求されちゃった…

 

これはテーブルまで設えてわりと堂々とやっていて、詐欺なんだかなんなんだかわかりません。が、私がガイドだとわかると「あっ、彼女はガイドよ」と仲間内で言いながら退いていくので、あまりまともなことをやっていないのでは…?という感じがします。

 

大体、「チョット、スミマセン、マヤク、ハンターイ」みたいな感じで近づいて、片言の日本語で署名を求めてきます。

 

名前を書くとお金を払えと。ぜひ寄付したい、ということであればいいのかもしれませんが、本当はどこにそのお金が行くのかはよくわかりません。

 

場所はサンタマリアノヴェッラ教会の東側の道(Via degli Avelli)、ストロッツィ宮殿とルイ・ヴィトンの間(piazza degli Strozzi)などでよく見ます。

 

ちなみに一度、ザ・モールでも見たことがあります。

 

対策
とにかくスルーで。

 

イタリア旅行で守るべきマナー

『郷に入れば郷に従え』ということわざがありますが、よその国に行ったらその国のお作法に従うのがマナーですよね。
日本とはちょっと違うこんな点に気を付けてみてください。

 

ヨーロッパは結構マナーを重視する人が多いので、きちんと振舞うことができれば向こうもちゃんと対応してくれますよ。

(もちろん、逆も然り…マナーがなっていない人への応対の冷たさと言ったら…)

 

お店で買い物のマナー

日本では何かと『お客様=神様』が話題になりますが、どちらかというとお店の人を尊重するくらいの心構えの方がいいかもしれません。

 

入るとき、出るときまずは挨拶!

日本だと、お買い物をするお店に入ると声を出すのは店員さんの「いらっしゃいませ!」だけですね。

 

イタリアだと、どちらかというと入ってくる人の方がBuongiornoブォンジョルノ!」などと声をかけて入ってきます。

 

人の家にお邪魔するような感覚なんでしょうか。

 

それに答えてお店の人も「Buongiorno!」などと返事をします。

 

挨拶に使えるイタリア語表現はこちら

初歩イタリア語12選!旅行に役立つイタリア語、これだけ言えれば充実の旅間違いなし☆

 

勝手に商品を触らない

お店に置いてあるものは当然ながら、すべて商品です。

 

ピサ出身のダニエラ

イタリアで買い物をしたとき、店頭に並んでいる商品がそのまま販売されます。日本のようにストックから出してくるお店は少数派…

 

ということで、買う気もないのに(買うか買わないかわからないのに)片っ端から触ったり、手に取ったりするのはやめておきましょう。

 

吟味するため手に持ってみたいとき、もっとよく見たいときなどはお店の人に声をかけてから、がマナーです。もちろん、よく見てみてやっぱり買わないことに決めたときは「Grazieグラツィエ」とお礼を言ってお返ししましょう。

 

イタリア人の親はお店に入る前に子どもに「触ってはいけないよ」とよく言い聞かせていたりします。

 

お店で使えるイタリア語表現はこちら

初歩イタリア語12選!旅行に役立つイタリア語、これだけ言えれば充実の旅間違いなし☆

 

レストランで食事のマナー

和食にもお箸の使い方ややってはいけないマナーがあるように、イタリアでも食事作法があります。

 

パスタは絶対にすすらない

そばやうどんで慣れている私たち日本人は、何も考えずに食べるとついすすってしまうパスタ問題

 

特に、スパゲティやタッリォリーニ、パッパルデッレなどの長いパスタは要注意です。

 

ズズッとすする音は非常に不愉快な音とされますので、一口分をフォークに巻き付けて、口の中に運びましょう。

 

お料理のシェアは…

日本のイタリアンのお店は、なぜかシェアが前提になっているところが多いですね。

 

Azu

私も日本にいた頃はよくその食べ方をしていました

 

基本的に、イタリア人の注文の仕方は一人一品。日本でも外食するとき、その方が多いですよね。

 

イタリアでは量が多いというご意見はよく耳にしますが、できれば一人一品を頼んだ方がベターです。

 

シェアに関しては、お店の雰囲気によって快く応じてくれるところとそうでないところがあります。

 

比較的カジュアルだったり、アジア人の観光客慣れしているお店などは、お願いするとシェア用のお皿を持ってきてくれることがあります。

 

が、ミシュラン星付きなどのエレガントなお店ではやめておいた方が無難でしょう。テーブルの上に食べかけのお皿がたくさん載っていたり、テーブルの上をお皿が飛び交う光景はあまりエレガントとは言えませんよね。

 

料理男子のポールくん

シェアOKなお店でも、人数分より少ないお料理数を注文してシェアする(※)のはちょっとカッコよくありませーん

※例えば2人でピッツェリアに入ってピッツァ一枚をシェアするとか…

 

ドレスコードについて

よほど上品なお店でない限りはドレスコードが設定されているお店は少ないです。

 

こちらにあるようなお店の場合はスマートカジュアルが指定されていたり、指定がなくても雰囲気に合わせてそれを選択することが多いです。

フィレンツェ旅行を彩る素敵なレストラン♪雰囲気のいいお店&星付きリストランテ厳選11選!

 

チップの払い方は?

チップ(伊:manciaマンチャはあくまで任意で支払うもので、絶対必要なものではありませんが、サービスを受ける側、提供する側のどちらも気分よく過ごせるように、場面に応じて渡してあげるといいでしょう。

 

イタリアはアメリカなどに比べてチップを重視する文化のある国ではありませんので、そこまで気を遣う必要はありません。

 

でも、もらえるとストレートに喜んでくれるイタリア人はとても多いです。

 

チップを払う(払った方がいい)場面は主に

  • レストランでのお食事
  • ホテルでポーターさんに
  • ベッドメイキングに
  • タクシー
  • 専用車(ハイヤー)

などです。

 

レストランで

バールの立ち飲み、フードコート、セルフサービスのお店では不要です。

 

きちんと席について担当の方がサービスをしてくれる場合、特にお食事に満足した場合にはお会計と一緒または帰り際にテーブルに置いていきます。

 

金額の目安はお会計の5%~10%程度。

 

小銭をジャラジャラと出すのはあまりスマートではないので、お札で支払う方がいいかも?

 

料理男子のポールくん

なので5ユーロ札はとても便利でーす

 

カードでの支払いの場合、それとは別に現金で渡します(または置きます)。

 

高級なレストランの場合は、アメリカなどのように伝票に「プラスチップ分〇ユーロ」と書き込んでクレジットカードで一緒に精算する方法もありますが、一般的にはどちらかというと珍しいでしょう。

 

ホテルで

ポーターさんに

チェックイン後、ポーターさんがお部屋まで荷物を運んでくれたとき、またはチェックアウト後、ポーターさんがタクシーまで荷物を運んでくれたときはホテルのランクにあわせて。

 

相場は1~5ユーロ程度でしょうか。

 

基本的にはスーツケース1個につき1ユーロ、が目安のようです。

 

ベッドメイキング

最近は受け取らないホテルも増えて来たようですが、慣習的には一泊1ユーロ程度。

 

連泊の場合は最終日にまとめておいてもOKです。

 

その他の場面

タクシー

最近のタクシーは小銭をたくさん常備していて、きちんとお釣りをくれます。

 

が、もしあげるなら端数を切り上げる程度。
例:14.3ユーロのとき15ユーロ払う

 

古いタイプの運転手さんは何も言わなくても勝手に切り上げてお釣りを返してくる場合もあります。

 

専用車

郊外に行くときなど、ハイヤーを頼んだ場合はタクシーとは別。

 

彼らはタクシーよりも服装・運転・サービスなど実に細やかに行き届いています。

 

既定のサービス料金は所属する会社に支払うものなので、運転手さん個人にもサービス料金の10%程度をお支払いするのがスマート(あまりに高額になる場合は、それより少なくてもOK)。これも小銭をジャラジャラと渡すより、20ユーロ札か50ユーロ札など、お札で支払う方がいいでしょう。

 

治安面・マナー面、どちらも日本での事情と違う点がいっぱい。でも、それも海外旅行の醍醐味のひとつですよね。

 

きちんと注意すべきところは注意し、その場にふさわしい振る舞いをする、というのも貴重な体験になります。

 

色々な思い出のできる、楽しい旅行になりますように!

 

Buon viaggio!!

 

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