サンタ・マリア・デル・カルミネ教会とは
フィレンツェの中心を流れるアルノ川の南側、オルトラルノ地区に位置する重要な教会の一つ。1268年に建築が開始され、1476年に完成。同教会内にある、マゾリーノとマザッチョ、フィリッピーノ・リッピによるフレスコ画が見られる『ブランカッチ礼拝堂』が有名(入り口は別)。16世紀から17世紀にかけ、教会内の大掛かりな改築が行われたのとともに、1771年の火災によって大半の部分が失われ、もとの姿が残っているのはブランカッチ礼拝堂とコルシーニ礼拝堂のみ。
内部は82m×15mの十字の平面図をしていて身廊はひとつ、側廊はなし。十字の交差部分のクーポラ(円屋根)部分は34mの高さ。サイドには1600年代の漆喰で装飾された5つの祭壇が設けられていて、主に17世紀の作品が飾られているが、1560年のヴァザーリの十字架磔刑図もある。身廊の天井はジュゼッペ・ロメイによるフレスコ画で装飾されている。
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会基本情報
- イタリア語表記:Chiesa di Santa Maria del Carmine
- 住所:Piazza del Carmine, 50124 Firenze FI, Italia
- 開館時間:月-土 10.00-12.00
- 休館日:日曜日
- 入場料:無料
- サイトURL:https://www.italia.it/it/toscana/firenze/chiese-luoghi-di-culto/chiesa-di-santa-maria-del-carmine