サンタ・クローチェ聖堂とは
起源を13世紀に遡るサンタ・クローチェ聖堂は、ヨーロッパでも最大規模のフランチェスコ会の聖堂。
清貧をモットーとするフランチェスコ会らしく、内部の装飾はそれほど派手ではないものの、イタリアでは主流ではないステンドグラス(主祭壇)は見事。また、13世紀以降フィレンツェで活躍した多くの芸術家、チマブーエ、ジョットやその弟子タッデオ・ガッディやアニョロ・ガッディ、ブルネレスキ、ルカ・デッラ・ロッビア、ドナテッロなどの作品を多数所蔵。またローマのパンテオンと同じく、霊廟としての空間でもあり、フィレンツェに縁のある多くの有名人(ミケランジェロ、ガリレオ・ガリレイ、マキャヴェッリ、ロッシーニなど)の墓が多数。それらはただ彼らが眠る場所というだけでなく、その功績を称えて表現された見事な芸術作品でもある。
聖堂本体とは独立したメディチ家礼拝堂、パッツィ家礼拝堂などの厳かな空間とその装飾も見どころ。
サンタ・クローチェ聖堂基本情報【開館時間・休館日・入場料】
- イタリア語表記:Basilica di Santa Croce
- 住所:piazza Santa Croce Firenze
- 開館時間:月-土 9.30-17.30/日&既定の宗教祭日(※) 12.30-17.45
※1月6日(エピファニア)、8月15日(聖母被昇天の日)、11月1日(諸聖人の祝日)、12月8日(無原罪の御宿りの日)
*最終入場はいずれの日も17.00
*フィレンツェ古代サッカー(決勝:6月24日)等、サンタ・クローチェ広場で行事が行われる日は早めに閉館する可能性あり - 休館日:1月1日、復活祭(年によって変動)、6月13日、10月4日、12月25日、12月26日
- 入場料:8ユーロ
- サイトURL:https://www.santacroceopera.it/