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早わかり!フィレンツェのドゥオモ周辺施設のチケット売り場と予約方法2024年版。

この情報は 2024年8月 時点のものです

最新の情報やイレギュラー対応など、詳細は公式サイトにてご確認ください。

表示している入場料金は一般料金です

小人・高齢者・団体など各種料金は公式サイトにてご確認ください。

フィレンツェの最も有名な観光スポット・ドゥオモ

その周辺には洗礼堂博物館鐘楼など、色々な観光スポットが揃っています。が、営業時間がバラバラだったり、チケットが要ったり予約が必須だったり…。全施設の予約方法、チケット購入方法についての最新情報をご紹介します!
 

ドゥオモ周辺施設の入場料

ドゥオモ広場には全部で以下7つの観光施設があります。

このうちドゥオモ(大聖堂)と大聖堂上のテラス通路を除く5施設は以下のチケットを購入することで入場できます。チケットは、各施設1回ずつ入場可能、最初の施設に入場した日から3日間有効です。

購入可能なチケットの種類と料金(2024年8月現在)

種類料金(一般)内容
ブルネレスキ・パス30ユーロクーポラ
ジョットの鐘楼
サン・ジョヴァンニ洗礼堂
ドゥオモ付属博物館
サンタ・レパラータ教会遺構
ジョット・パス20ユーロジョットの鐘楼
サン・ジョヴァンニ洗礼堂
ドゥオモ付属博物館
サンタ・レパラータ教会遺構
ギベルティ・パス15ユーロサン・ジョヴァンニ洗礼堂
ドゥオモ付属博物館
サンタ・レパラータ教会遺構

ブルネレスキ・パス

  • 料金:一般30ユーロ/7-14歳12ユーロ/6歳以下無料
  • 入場可能施設:ブルネレスキのクーポラ/ジョットの鐘楼/サン・ジョヴァンニ洗礼堂/ドゥオモ付属博物館/サンタ・レパラータ教会遺構
  • 有効期限:選択した日(=クーポラの予約日)から3日間
  • 注意:クーポラは日時指定の予約が必要です。また、選択した日時の変更はできません

ジョット・パス

  • 料金:一般20ユーロ/7-14歳7ユーロ/6歳以下無料
  • 入場可能施設:ジョットの鐘楼/サン・ジョヴァンニ洗礼堂/ドゥオモ付属博物館/サンタ・レパラータ教会遺構
  • 有効期限:選択した日(=ジョットの鐘楼の予約日)から3日間
  • 注意:ジョットの鐘楼は日時指定の予約が必要です。また、選択した日時の変更はできません

ギベルティ・パス

  • 料金:一般15ユーロ/7-14歳5ユーロ/6歳以下無料
  • 入場可能施設:サン・ジョヴァンニ洗礼堂/ドゥオモ付属博物館/サンタ・レパラータ教会遺構
  • 有効期限:選択した日(=サンタ・レパラータ教会の予約日)から3日間
  • 注意:サンタ・レパラータ教会は日時指定の予約が必要です。また、選択した日時の変更はできません
フィレンツェのドゥオモ、クーポラ、ジョットの鐘楼 ドゥオモ、クーポラ、ジョットの鐘楼、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ドゥオモ付属博物館、サンタ・レパラータ教会遺構

どのチケットを買えばいい?

…ということで、現在3種類のチケットがあるわけですが、結局のところ、どれを買えばいいの…?という疑問にお答えして

  • クーポラに登りたい!人は⇒ブルネレスキ・パス(30ユーロ)
  • ジョットの鐘楼に登りたい!人は⇒ジョット・パス(20ユーロ)
  • クーポラもジョットの鐘楼も登る予定はない!人は⇒ギベルティ・パス(15ユーロ)
  • ドゥオモ(大聖堂)だけ入りたい!人は⇒ギベルティ・パス(15ユーロ)※チケットなしの入り口もあり(後述)
  • ドゥオモ(大聖堂)と洗礼堂に入りたい!人は⇒ギベルティ・パス(15ユーロ)
  • 洗礼だけ入りたい!人は⇒ギベルティ・パス(15ユーロ)
  • クーポラもジョットの鐘楼も登りたい!人は⇒ブルネレスキ・パス(30ユーロ)

組み合わせの考え方としては、ブルネレスキ・パスはすべての施設に入場可能、ジョット・パスはクーポラ以外のすべての施設に入場可能。ギベルティ・パスはクーポラとジョットの鐘楼以外の施設に入場可能、となっていますので、クーポラとジョットの鐘楼をどうするか、でチケットを選択すればOKです。

各チケットで入れる施設の早見表はこちら!

料金(一般)
ブルネレスキ・パス30ユーロ
ジョット・パス20ユーロ×
ギベルティ・パス15ユーロ××
ド:ドゥオモ(大聖堂) ク:クーポラ ジ:ジョットの鐘楼 洗:洗礼堂 博:ドゥオモ付属博物館 サ:サンタ・レパラータ教会遺構

ドゥオモ周辺施設の入場チケット予約方法

オンライン購入&予約

オンライン予約は、公式サイト(イタリア語または英語)から行います。

ドゥオモ周辺施設入場チケット公式サイト

注意
  • Eチケット(PDF)はチケットそのものの役割を果たします。現地で他のチケットに引き換える必要はありません。
  • チケットは人数分の枚数が必要です。例えば3人分の情報を入力したなら3人分のEチケットが発行されていますので、すべて必要です。
  • バーコード表示があり、入場の際はこれをゲートで読み取ります。スマホやタブレットなどの画面では機械がうまく読み取らないこともありますので、印刷がベターです。
  • フィレンツェカードには、現在ドゥオモ関連施設の入場チケットは含まれていません。別で購入する必要があります。

現地にて購入&予約

現地のチケット売り場

  1. 大聖堂南側チケット売り場(Piazza Duomo, 14/A/月-土 8:00 – 19:15, 日 10:00 – 17:45)
    入り口がものすごく狭くて見落としそうです…が、よく列ができているのでわかります。入口の両サイドにブルネレスキとアルノルフォ・ディ・カンビオの大きな像があります。 窓口は2つありますが、入り口・空間ともに狭いので、混雑しています。入り口と出口はそれぞれ別で、逆から入場することはできません。

★チケット売り場での購入時、現金は受け付け不可、カード払いのみです。

★トイレのある場所は以前チケット売り場でしたが、現在はチケット販売をしていません。ちなみにトイレ(有料1€/カード払いのみ)はよく清掃されていて綺麗です。中庭を通り抜け、最初にブックショップ、そのまま直進するとトイレ(手前が男性用、突き当りが女性用)があります。
ドゥオモ付属博物館
以前、ここでもチケットは売っていましたが、現在は販売していません。

ドゥオモ周辺施設の入場方法

注意

大聖堂を含む教会関連施設は神聖な場所のため、露出の多い服装はNGです。夏場、ノースリーブ・ショートパンツなどの場合、入場を断られることがありますので、さっと羽織れるショールなどをご準備ください。
禁止されている服装…ショートパンツ、ノースリーブ、サンダル、帽子、サングラス

ドゥオモ(大聖堂)

フィレンツェのシンボル、ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)
フィレンツェのシンボル、ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)

大聖堂は入場無料・予約不可なので、いつも入場待ちの長蛇の列ができています。

入り口は正面向かって右側の扉です。

入場後、セキュリティチェックがあります。

フィレンツェのシンボル、ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂) フィレンツェのシンボル、花の聖母大聖堂(ドゥオモ)の観光ポイント徹底ガイド!

行列に並びたくない…という場合は、3種類のチケットのいずれかを買って、『サンタ・レパラータ教会遺構』への入り口(後述)に行くと、無料の入場口よりは短い時間で入れます。

とはいえ、こちらもチケットを持った人が並んでいるので即時入場は基本的に難しいです。

クーポラ

ドゥオモのクーポラ, フィリッポ・ブルネレスキ, 1436年完成

クーポラとは、大聖堂上のレンガ色の円屋根部分のこと。
入り口は大聖堂北側の「アーモンドの扉(Porta della Mandorla)」です。

予約時間の前後5分以内に入場することができます。
 例)13:30の予約なら13:25~13:35の間に入場。時間厳守で!

入場後、セキュリティチェックがあります。
 

内部はエレベーターなし、階段のみで頂上まで463段です。上り下りが基本的に一方通行なので、万一、途中でやめたくなっても、引き返すことはできません。頂上まで上がらずに途中で降りることができるポイントが一か所だけあります。
 

注意
  • 体調不良の人やペースメーカー使用者、妊娠している人、その他疾患のある人にはおすすめしません。
  • 大人が同伴しない未成年は登頂不可です。
  • 所要時間は概ね45-60分です。

ジョットの鐘楼

ジョットの鐘楼, 1359年完成

入り口は東側(大聖堂の正面から見ると後ろ側)。

予約時間の前後5分以内に入場することができます。
 例)13:30の予約なら13:25~13:35の間に入場。時間厳守で!

入場後、セキュリティチェックがあります。 

内部はエレベーターなし、階段のみで頂上まで414です。万一、途中でやめたくなったら同じ道を引き返すことができます。

注意
  • 体調不良の人やペースメーカー使用者、妊娠している人、その他疾患のある人にはおすすめしません。
  • 大人が同伴しない未成年は登頂不可です。
  • 所要時間は概ね45分です。
ジョットの鐘楼 花の都フィレンツェを見渡す『ジョットの鐘楼』に上ってみよう!【アクセス、営業時間、チケット、所要時間】

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

入り口は現在、北側の扉から。

入場時、セキュリティチェックがあります。
 

注意
  • 宗教施設のため、ふさわしい服装での入場が要請されます。脚や肩を露出する服装、サンダル、帽子、サングラスでの入場は不可です。
  • 所要時間は概ね30分です。
  • 2022年10月から天井モザイクの修復中です(約6年の予定)。洗礼堂への入場は可能ですが、モザイクの見学はできません(別途ガイド付き有料ツアーあり、要申し込み)。
フィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の天井モザイク画、6年間の修復作業へ。

ドゥオモ付属博物館

大聖堂の後ろ(東側)にあり、入り口はPiazza del Duomo n. 9.です。


入場後、セキュリティチェックがあります。
 
内部は3階建て28室(エレベーターあり)です。
 

外観からはその内部の豪華さが想像できませんが、貴重な美術作品がずらりとおさめられています。実はとても広いので、それほど混雑することは少なく、ゆっくり見ることができますよ!

有名な作品のオリジナルなどが間近で見られて面白いです。洗礼堂の「天国の門」「北の扉」やジョットの鐘楼外観にあるレリーフも。歴代のファサードやその候補のコレクションもあって、歴史を知らなくても結構楽しめる場所です。

注意
  • リュック・長い傘・ガラス瓶など持ち込み不可なものはクロークに預けなければいけません。
  • 所要時間は最低60分以上です。
  • 毎月第一火曜日は休館です。

サンタ・レパラータ教会遺構

サンタ・レパラータ教会祭壇

大聖堂の南側から入場します。入り口はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂内から地下に降りる階段です。


入場後、セキュリティチェックがあります。  

現在の大聖堂が建てられる前にあった古い教会の遺跡が見られます。ローマ時代のモザイクが施された床面の他、その時代の独特の3階建て構造の跡なども。実は発見されたのは20世紀半ばのこと。現在の大聖堂との大きさが比較できる模型などもあります。

手荷物預け場所

上記各施設入場の際、持込不可のものは手荷物預け場所(PIazza Duomo 38/r、ドゥオモ付属美術館入り口左隣)に預けなければいけません。預かり料はチケット金額に含まれています。

持込不可の物の例:

  • リュックサック(大きさに関わらず。ただし25kgを超えるものは受け付け不可)
  • 35cm x30cm x 15cmを超えるバッグなどの手荷物
  • 長い傘や杖、カメラの三脚
  • ナイフ、はさみ、ガラス瓶、その他危険物
  • その他、セキュリティチェック時に指摘されたもの

手荷物預かり所は月曜日から日曜日までの7:30から19:00まで(1月1日、パスクァ[復活祭]、12月25日除く)、預ける際にはブルネレスキパス・ジョットパス・ギベルティパスのいずれかが必要です。

各モニュメント入場前に荷物を預け、それから入り口に向かいましょう。

ドゥオモ周辺施設の営業時間・休業・閉館日

営業時間等の詳細情報と各施設の簡単な説明はこちらをご覧ください。

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※正確な営業時間等は公式サイト公式サイト「The Opera di Santa Maria del Fiore」で日付を指定して確認することをおすすめします。

不明な点は公式サイトへ

ドゥオモ関連施設共通チケットの購入方法、使用方法などの不明点は公式サイトへお問い合わせください。

メール:help@duomo.firenze.it
電話 :+39 055 2645789