カーザ・ブォナローティ(ブォナローティの家)とは
ブオナローティとは、巨匠ミケランジェロの苗字。建物自体はミケランジェロに購入されたものだが、彼自身はほとんどここには住んでいない。主にバロック時代に施された内部の装飾は見ごたえがある。ここにはミケランジェロの最も初期の作品、スキアッチャータ技法を使った大理石の「階段の聖母」と「ケンタウロスの戦い」が収蔵されている。ほかに、ミケランジェロ本人の作品としてはサン・ロレンツォ聖堂のファサードの木製モデルやメディチ家礼拝堂の新聖具室に置かれている「昼と夜」の彫刻の習作として製作された「河の神」も。宮殿内には彼の家族・親戚によるエトルリアのコレクションをはじめ、豊富な蔵書やミケランジェロ自筆のデッサン、追随者たちによる芸術作品などミケランジェロに関連する様々な資料や作品が展示されている。
カーザ・ブォナローティ(ブォナローティの家)基本情報
- イタリア語表記:Casa Buonarroti
- 住所:via Ghibellina 70 Firenze
- 開館時間:10.00 – 16.30 ※最終入場は閉館の30分前
- 休館日:火曜日、1月1日、パスクァ(復活祭)、8月15日、12月25日
- 入場料:8ユーロ
- サイトURL:http://www.casabuonarroti.it/