サン・ロレンツォ聖堂とは
フィレンツェで最も古い教会のひとつ。伝承によると、その起源は1600年以上も前に遡ることができ、現在のフィレンツェの大聖堂、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)よりもはるかに前から存在していたとのこと。393年にミラノの守護聖人聖アンブロージョにより奉献され、殉教者ロレンツォに捧げられた。
1418年、メディチ家の当主ジョヴァンニ・ディ・ビッチがフィリッポ・ブルネレスキに改築を依頼し、ここから常に教会の歴史はメディチ家と共に歩むことになる。教会内には、ブルネレスキの他、ドナテッロ、フィリッポ・リッピ、アンドレア・デル・ヴェロッキオ、ミケランジェロ、ロッソ・フィオレンティーノ、ブロンズィーノなど、フィレンツェの重要な芸術家たちによる作品を多数所蔵。また、15~16世紀の作品だけでなく、1900年代の絵画も。ブルネレスキらしい調和のとれた落ち着きのある空間に破天荒なドナテッロの作品の組み合わせが興味深い。メディチ家礼拝堂(君主の礼拝堂)はこの教会の付属建物。
サン・ロレンツォ聖堂基本情報
- イタリア語表記:Basilica San Lorenzo
- 住所:Piazza San Lorenzo 9 Firenze
- 開館時間:月-土 10.00-17.30
※最終入場は閉館の1時間前 ※宗教行事により時間変更となる可能性あり - 休館日:日曜日、1月1日、1月6日、8月10日 ※宗教行事により変更となる可能性あり
- 入場料:9ユーロ
- サイトURL:https://sanlorenzofirenze.it/