サント・スピリト聖堂とは
オルトラルノ地区(アルノ川以南)で最も大切な聖堂のひとつ。内部はブルネレスキによる設計に基づいた代表的なルネサンス建築で、装飾の全くないシンプルなファサードが特徴的。
1200年代に建てられた聖アウグスチノ修道会の修道院を、1444年にフィリッポ・ブルネレスキ(Filippo Brunelleschi / 1377-1446)監督の元、改築工事が開始された。彼の死後はアントニオ・マネッティらにより工事が引き継がれ、1488年に完成した。当初のブルネレスキの計画からはいくらか変更されているが、入った瞬間の調和のとれた空間はやはりブルネレスキ建築を思い起こさせる。バロック様式の豪華な主祭壇(ジョヴァンニ・カッチーニ
代表的な美術作品はミケランジェロ作木製のキリスト磔刑像、フィリッピーノ・リッピ作「Pala Nerli (聖母子と聖マルティーノ、アレッサンドリアの聖カテリーナと注文主たち)」など。
サント・スピリト聖堂基本情報
- イタリア語表記:Basilica di Santo Spirito
- 住所:piazza Santo Spirito Firenze
- 開館時間:月-火、木~土 10.00-13.00 / 15.00-18.00; 日・祝 11.30-13.30 / 15.00-18.00
※最終入場は閉館の30分前
※開館時間中でもミサ催行時は観光目的の入場不可 - 休館日:水曜日
- 入場料:無料(【ミケランジェロの木製磔刑像】は入場料2€)
- サイトURL:http://www.basilicasantospirito.it/informazioni-per-le-visite-turistiche-alla-basilica-di-santo-spirito/
- 注意:教会内部は写真および動画の撮影禁止