捨て子養育院美術館とは
プラートの商人フランチェスコ・ディ・マルコ・ダティーニの遺産のおかげで絹織物組合が1419年に孤児を教育するための機関として創設、計画はフィリッポ・ブルネレスキ(Filippo Brunelleschi / 1377-1466)に一任された。孤児を養育するための施設として創られたものとしては最古の600年以上にわたる歴史を持つ。建物は柱の間隔と高さを同じにして、完璧な調和のとれた空間を目指して設計されている。アーチ間にはアンドレア・デッラ・ロッビア(Andrea della Robbia / 1435-1525?)の手による産着に包まれた新生児を表す彩釉テラコッタ作品が並ぶ。美術館内部にはボッティチェリ初期の作品「聖母子と天使」、ルカ・デッラ・ロッビア(Luca della Robbia / 1399?-1485)の「カルトゥーシュを示す聖母子」などの作品が保管されている。
捨て子養育院美術館基本情報
2023年10月27日~2024年4月7日企画展『アルフォンス・ミュシャ。アール・ヌーヴォーの魅力』開催!
詳細は下記公式サイトをご覧ください
- イタリア語表記:Museo degli Innocenti
- 住所:Piazza SS. Annunziata 13 Firenze
- 開館時間:毎日 9.30-19.00 ※最終入場は閉館の60分前
- 休館日:12月25日
- 入場料:16ユーロ(企画展込)/9ユーロ(通常展のみ)
- サイトURL:https://www.museodeglinnocenti.it/