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ワインラバーにおすすめのイベント♡「キャンティ・クラシコ・エキスポ」に行ってみよう!

フィレンツェの南にある、キャンティ地方は世界的に有名なキャンティワインの生産地。

ここでは、毎年9月の第2週末にワイン祭りが開催されます!

名前の通り、出品ワインはすべてキャンティ・クラシコですが、生産者によって個性豊かなワインが勢ぞろい。

ワイン好きにはたまらないワイン祭り、EXPO del CHIANTI CLASSICOエクスポ・デル・キャンティ・クラッシコの魅力と、個人的おすすめワインをご紹介します♪

キャンティ・クラシコ・エキスポとは

52回目を迎えるワインの祭典

2024年で52回目を迎えるこのイベントは、Comune di Greve in Chianti(グレーヴェ・イン・キャンティ村)とConsorzio Vino Chianti Classico(キャンティ・クラシコ・ワイン組合)の協賛によって開催される、ワインの祭典です。

会場には100を超えるワイン生産者の製品が集められ、入場者は好きなワインの試飲・購入をすることができます。

 4日間のイベント期間には、トークショーや音楽・ダンスのショーも開催されます。

 期間中の来場者は15,000人以上にも上るそうで、閑静な普段の姿とはまったく違って、ワイン好きが大集結した小さな村は熱狂に包まれます。

 

EXPO del CHIANTI CLASSICO
  • イベント名:52a EXPO del CHIANTI CLASSICOエクスポ・デル・キャンティ・クラッシコ
  • 開催地:Piazza Matteotti, Greve in Chianti
  • 開催期間:2024年9月5日(木)~8日(日)
  • チケット料金:15ユーロ(グラス1個と試飲7杯つき)
  • 公式サイトURL:https://www.expochianticlassico.com/en

 

開催地はグレーヴェ・イン・キャンティ

イベントが開催されるのは、グレーヴェ・イン・キャンティというフィレンツェから南に約30kmほど行ったところの山の中、小さな村の中心のマッテオッティ広場。 

フィレンツェからのアクセスは、①駅近くのバスターミナルから出るバス ②車で行く のいずれかになります。

 所要時間は約1時間ほど。アクセスについて詳しくはこちらの記事をどうぞ!

エノテカ・ファローニ(グレーヴェ・イン・キャンティ) 100種類以上試飲可能!グレーヴェ・イン・キャンティでエノテカファローニに行こう!

 

キャンティ・クラシコ・エキスポの楽しみ方

まずはチケットを購入!

グレーヴェ・イン・キャンティ ワイン祭り

 会場には誰でも入れますが、せっかく行ったからにはもちろん試飲も楽しみたいですよね!

 というわけで、まずはチケットを買いに行きましょう。チケット売り場は「CASSA/CASH」と書いてあるところ。
※以下、2017年の現地の様子です。

 

グレーヴェ・イン・キャンティ ワイン祭り cassa

 

ここでチケット料金を払い、ワイングラス1個とグラスホルダー、会場案内を兼ねたチケットを受け取ります。

 

グレーヴェ・イン・キャンティ ワイン祭り

 

グレーヴェ・イン・キャンティ ワイン祭り

このチケットの後ろは、試飲するときに印をつけてもらう引換券的な役割をしますのでなくさないでくださいね!

 準備が整ったところで、いざ試飲スタートです!

 

興味のあるブースへ!

先ほど受け取ったチケットは小さな冊子になっていて、会場地図とブース名一覧が載っています。

 

グレーヴェ・イン・キャンティ ワイン祭り

 

できれば事前にお目当ての生産者(生産者一覧)の目星をつけておくのがいいですが、もちろん会場を見て回って好きなところに向かうのもよし。とても小さな会場なので、ゆっくり見て回っても5~10分ぐらいで下見はできます。

出店生産者はこちらで確認できます。

 

たいていの生産者は3種類くらいのボトルを用意していますが、もっと多いところや、オリーブオイルやバルサミコ酢なども展示しているところもありました。 

それぞれのブースで、ワインについて(使用品種や熟成期間、土地の様子、使用する樽の種類など)簡単に説明してくれます。興味を持ったところはどんどん質問してみましょう!!ほとんどの生産者が英語OKです。 

ちなみにチケットのルールはこうなっています。

  • チケット1冊につき、7杯の試飲が可能。
  • パビリオン(*)では7杯まで試飲可能。
  • キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ、ヴィンサント2杯分の権利を消費

*パビリオンとは、製品のみ出品しており生産者は会場に来ていないところのボトルが集められているところ

  

しかしこのルール、実際にはそれほど順守されておらず、ちゃんとチケットに印をつけないところの生産者、かなりありました…!! ※全部じゃないですよ。

料理男子のポールくん
料理男子のポールくん

私たちがいるのはイタリアでーす(つまり適当でーす)

 

 生産者的には、試飲の一杯や二杯、ケチケチせずに振舞って、それよりも一本でも買ってくれたらラッキー!ってことなんでしょうね(実際にそう言っていた方もいらっしゃいました)。

 ただし、これは公式ルールじゃないので、あまり大きな声じゃ言えません。。

 

ワイン以外にもこんなものが

会場のあちこちに飾られていた、コレ。掛け軸みたいな感じです。

 

とても可愛いですね! 

これも会場の端の方で35ユーロで売られていました。ひとつひとつ、色々なデザインでユニークな世界観が表現されていて、これらを見るだけでも楽しかったです!

 

個人的おすすめキャンティワイン3選

Viticoltori NARDI

NARDI

 

ここは、最初に会場を下見中にエチケットのデザインに惹かれて、あそこ行こう!!と決めて行ったところ。3連でワンセットになってるのがオシャレ。

 

試飲したのはキャンティ・クラシコで、95%サンジョヴェーゼ+5%メルロー

 

それぞれの品種を最低6か月間樽で熟成させ、その後ボトルに一緒にしてからさらに6か月間寝かせたとのこと。

 

キャンティワインで使われるサンジョヴェーゼは酸味が強いのですが、このワインは思ったほどそれが強くなく、どちらかというとかなり丸みのある、バランスのとれた味わいでした。香りはラズベリーのよく熟したような感じ。

 

意外にも一番最初に試したものの、結果的に一番気に入った!!となったものでした♪

VITICOLTORI NARDIヴィティコルトーリ・ナルディ

Castellina in Chianti (SI)
info@nardiviticoltori.it
http://www.nardiviticoltori.it

 

LAMOLE di LAMOE

 

ここの生産者はもともと個人的に大好きで、よく飲むところです。 

普段は青ラベルをよくいただきますが、今回は黒ラベルのリゼルヴァに挑戦!

 95%サンジョヴェーゼ+5%カナイオーロというオーソドックスな品種の組み合わせですが、とても不思議な香りがしました。

 赤ワインなのに印象的だったのが小さなお花みたいな感じの繊細な香りとか、ラヴェンダーの感じ。でもワイン自体はとてもバランスがよく、しっかりと深みがあって洗練された味でした!

 

LAMOLE DI LAMOLEラモレ・ディ・ラモレ

Loc. Lamole
50022 Greve in Chianti (FI)
info@lamole.com
http://www.lamole.com

  

CAPARSA

 

こちらではすべてキャンティ・クラシコを出品されていました。

 ボトルに生産年がどどーん!!と書いてあって印象的だったので、

Azu
Azu

どれが一番おすすめの年ですか?

 と質問すると、

いい質問ですねぇ。なんなら全部味見してください!

 と言われたので、まずは2012年から。

 これが意外と甘味があって、サンジョヴェーゼの印象、という感じではなく、わりと好みの味でした。

 では、一番古いの(ここにあるもので)は…?ということで2006年を試してみると、こちらはとてもドライな感じの味わいで全く別物。

 同じ生産者が同じ方法で同じサンジョヴェーゼ95%+カナイオーロ5%で作っているはずなのに、こうも違うのか~!!と実感できる、好例でした。

CAPARSAカパルサ

C.S. Caparsa 47
53017 Radda in Chianti (SI)
caparsa@caparsa.it
http://www.caparsa.it

 

 

それでは、美味しいキャンティワインに出会えますように♪