レオナルド・ダ・ヴィンチ、その天才を生み出した小さな村。

      2017/02/28

ヴィンチ村のツーリストインフォメーション

ルネサンス三大巨匠のひとり、レオナルド・ダ・ヴィンチ

その出身はヴィンチ村

実は彼の名前は「ヴィンチ村出身のレオナルド」の意味なんです。

あの天才を生み出した小さな小さな村、その風景をご紹介します。

リアルに日テレ「小さな村の物語 イタリア」に出てきそうな、可愛らしいところですよ!(*^▽^*)



ヴィンチ村はどこにあるの??

ヴィンチ村はフィレンツェの西、約40kmほどの場所にあります。

mappa-di-vinci

行ってみるとびっくりするほど小さな村で、15分ほどで集落全体を歩けてしまうぐらい。

こんな感じで、周りはひたすらオリーブ畑とブドウ畑が続く、のどかな農村です。

ヴィンチ村

ヴィンチ村

ヴィンチ村への行き方

ここは電車も走っていません。

フィレンツェからだと、電車で35分ほどのエンポリという駅まで行って、

そこからバスに乗り換え、さらに30分。

小さな村の入り口にようやく着きます。

 

電車・バスの時刻検索方法

・電車の時刻表はトレニタリアのサイトにて

「Da(~から):Firenze S.M.N、A(~へ):Empoli」

・バスの時刻表はバス・エンポリ(più bus)のサイトにて

「Partenza(出発):Viale Palestro, Empoli, FI, Italia、Destinazione(目的地):Vinci, FI, Italy」

 

ここにあの天才・レオナルドが1452年に生まれ、幼少期を過ごしたのですが、

まさか当時は、彼がそんなに偉大な人物だとは

また、後世にこんなにたくさんの人々がこの場所を訪れることになるとは

誰も予想しなかったでしょうね。。

そんな感想を抱いてしまうほどに、何もなくてのどかな場所なんです。

 

しかも、レオナルドが生まれた家は、ここからさらに車で10分ほど離れた場所にあります。

ここまではバスが行かないので、

エンポリの駅前からタクシーで行くか(ヴィンチ村にはタクシーはいないので…)、

がんばって田舎道兼山道を30分少々歩くか、という二択になります…

 

このエリアは、写真の通り緑豊かな農業地帯でワインの生産地でもありますので、

できれば自動車で行きたいところですね!

運転が厳しかったら、フィレンツェからハイヤーを手配するという手もありますよ。

 

レオナルドの生まれた家

レオナルドは、実は公証人だった父の庶子として生まれました。

庶子とは、婚姻関係にない二人から生まれた、つまりこの時代で言うと「正しくない」存在。

また、父と母は社会的身分に差がありましたので

(父は公証人という裕福な家系、母は貧しい家の出身)

でしたので二人はこの後も結婚せず、それぞれ別の相手と結婚します。

母については、どちらかというと別の相手を「あてがわれた」というのが近いかも。

 

レオナルドは幼少期を母と一緒に過ごすのですが、この家が

レオナルド・ダ・ヴィンチの生家

レオナルド・ダ・ヴィンチの生家

 

 

 

( ゚Д゚)。。。

ちっさっ!!!

 

 

思わず声に出してしまうほどこじんまりとしたお家です。

なにせ、3部屋。以上!

トイレナシ!お風呂ナシ!台所というか、かまどあり!以上!

 

上の写真に写っているのが、見取り図で言う赤丸の部分です。

レオナルド生家の見取り図

レオナルド生家の見取り図

 

現在は、生家は美術館というかレオナルドに関する展示がされていて、

ひとつの部屋ではレオナルドの人生のダイジェストビデオ(イタリア語、英語)が流されています。

※内部は写真撮影禁止です。

 

本当に小さくて何もないのですが、

あの天才がここで何を考え、何を描いたのか、作ったのか、

などという空想をするとなかなか面白いですね。

 

レオナルドが発明した表現法のひとつに空気遠近法というのがあります。

簡単に言うと、現代では当たり前の

景色の中で近くのものはくっきりと、遠くの方はかすむように表現する技法のこと。

この作品「受胎告知」の背景部分にも使われています。

L'Annunciazione Leonardo da Vinci, 1472ca Galleria degli Uffizi, Firenze

L’Annunciazione
Leonardo da Vinci, 1472ca
Galleria degli Uffizi, Firenze

 

レオナルドはこの小高い丘から、穏やかな風景を毎日眺め続け、

その表現力を身につけていったのでしょうね。

これもレオナルドの多くの発明のうちの一つです。

 

レオナルドの生家 [Casa Natale di Leonardo]
住所:via di Anchiano – loc. Anchiano -Vinci
tel. 0571 933248
チケット:一般11ユーロ(生家の他、美術館2か所と展示1か所含む) 学生他各種割引あり
3月~9月 10:00-19:00(チケット売り場は18:15まで)
11月~2月 10:00-17:00 (チケット売り場は16:15まで)
12月25日、1月1日 15:00-17:00
※休館日なし
公式サイト http://www.museoleonardiano.it/ita/i-luoghi-di-leonardo/casa-natale-anchiano

 

レオナルドが洗礼を受けた教会

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洗礼は、キリスト教徒にとっては欠かせない儀式。

生まれたばかりの赤ちゃんは

原罪(アダムとイブが神のいいつけに背いて知恵の実を食べてしまった罪)

を背負っているので、父なる神の前に出る前にそれを清めるために行う儀式です。

 

レオナルドももちろん、生まれた時はキリスト教徒だったので

(成長してから後はどうだったのかわかりません)

この洗礼の儀式を受けます。

 

通常は、両親立ち合いのもとで行われるのですが、

レオナルドの場合は前述の通り、生まれが複雑なもので

両親どちらも立ち会わずに行われたそうです。

これがレオナルドが洗礼を受けた場所、洗礼堂。

レオナルドが洗礼を受けた洗礼堂

レオナルドが洗礼を受けた洗礼堂

『ここにレオナルドがいたんだねぇ…(*´▽`*)』

 

フィレンツェなどのドゥオモのように大きな教会だと、

洗礼堂は教会とは独立して建てられるのですが、

このように小さな教会だと中の一部分に洗礼堂が設けられています。

 

この教会はローマ時代からある、とても古い教会。

ロマネスク建築で建てられた、質素なたたずまいで装飾も少ないです。

ヴィンチ村のサンタ・クローチェ教会

ヴィンチ村のサンタ・クローチェ教会

こういう小さな教会は、ドゥオモのような観光地とは違って

とても厳かな雰囲気で、日常の諸々を忘れて心を整えるにはピッタリな場所ですね♪

 

レオナルド博物館

さて、さんざん何もないと言ってきたヴィンチ村、

やはり一押しは「レオナルド・ダ・ヴィンチ」です。

この小さな小さな村の中に、なんとレオナルド博物館が2つもあります。笑

2つの距離は徒歩1分ほど。

むしろ、なぜ分けた!!

 

この辺りは昔のフィレンツェで盛んだった豪華な織物のための糸を作るための機械の展示。

貴重な金や銀を使って織り糸を仕上げたり、

フィレンツェにたくさんいた彫金職人のための金箔を作っていました。

金を使った貨幣フィオリーノの展示などもあります。

 

もう一方の美術館にはレオナルドの発明品が展示してあります。

(デザインから起こしたものも。※本人は作っていない

 

これ、なんだと思いますか??

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浮き輪っぽいものと… 河童の足みたいなものと…

そう、これは水中を歩くための道具。

顔のマスクみたいなところから出ている白い布の先が向かって右の筒みたいなものに

つながっていて、これが水上に出ていて呼吸ができますよというもの。

 

こちらは

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自転車ですね!!

一般には自転車の発明は19世紀とされているんですが、

レオナルドはなんとそれに先駆けること500年前に

既にそのアイデアを書き留めていたのです。

 

この他にも実用化はしなかったものの各種武器のアイデアとか、

レオナルドは本当に発想が豊かで、色んなものをノートに残しています。

ただ

残念ながら、好奇心旺盛すぎて興味の移り方も素早過ぎたので、

挑戦したけど完成させず、というものが非常に多く。

もしもその時代に登場していたら、

今頃もっと色んな歴史が変わっていたであろうものがたくさんあります。

 

ちなみに

このレオナルド博物館(塔の部分含む)や、レオナルドの生家では

結婚式を挙げることができるそうです。gak96_tesuriniokaretahanataba_tp_v

日本では、というかイタリアでもめったに見ないレアな結婚式ができそうですね!

生家は小さな手作り結婚式♡をするには

ちょうど可愛らしくていいかもしれません。

ご興味がある方はこちらをどうぞ♪

Getting married at the museum (Museo Leonardiano Vinci)http://www.museoleonardiano.it/eng/museum/getting-married-at-the-museum

※スペースの関係で人数制限があります。

 

おまけ:エノテカでワインを楽しもう♪

ヴィンチ村からの帰り道には、エノテカに寄ってみましょう!

エノテカとは、試飲ができるワインショップのこと。

Cantine Leonardo da Vinci (カンティーネ・レオナルド・ダ・ヴィンチ)

ここでは、地元ヴィンチ村ほか、キャンティ地方のモンタルチーノ

作られたワインを中心にたくさん取り扱っており、試飲ができます。

このような小さな生産者の製品はなかなか日本には入ってきづらいので、

現地を訪れたときに是非寄って、実際に試してみたいところのひとつです。

ここのものは一部、日本にも輸入されていますが、

ぜひともお店の人に美味しいワインを聞いて試してみたいですね!

↓日本に輸入されているものはこちらなど。

レオナルド キャンティ750ml

価格:1,182円
(2016/12/6 22:32時点)
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レオナルド好きはもちろん、

彼の発明品などは小さい子でも興味を持つ子は多いので、

ヴィンチ村は大人でも子どもでも一緒に楽しめそうです♪

それに、普段都会にいるとなかなか楽しめない、

非日常的な景色やとてもとても静かで穏やかな景色。

 

にたくさん囲まれて、ちょっと疲れた頭や心を癒すのにはピッタリです(*´ω`*)

 

 

 

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