世界最古のサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局、フィレンツェ本店はやっぱりすごい!

      2017/02/08

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サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(Officina di Santa Maria Novella)。

フィレンツェの観光ガイドブックには必ずといっていいほど載っている

有名なお買い物スポットで日本にもショップ展開されているとても人気のあるお店です。

体の中から癒してくれる製品の良さはもちろん、

その由緒正しい歴史を知ると、よりその素晴らしさが感じられますよ♪



サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局を知っていますか?

フィレンツェでサンタ・マリア・ノヴェッラと名のつくところは色々あります。

メイン駅、教会、そして薬局。

もちろん、最も古いのが教会

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会はその起源を1221年に遡ります。

当時、まだ街を取り囲む城壁の外側だったこの場所にドメニコ会修道士たちがやってきました。

そしてそれから約50年後、この地に教会を建てることにしたのです。

 

世界最古の薬局

修道士たちは教会でお祈りをしたり、広場で人々にお説教をしたりするかたわら、

教会の後ろの広大な土地を使って薬草を栽培していました。

そしてこれらの薬草から薬、香油、軟膏などを作り、

病気になった修道士の看護をするために使用していました。

これが現在のサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の前身です。

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薬草栽培(イメージ)

 

1612年、一般へ公開。そして王室御用達へ。

修道士たちが真面目にひたむきに、薬草を作り続けたので、

その品質の良さは次第に名声が高まっていきました。

1612年、薬局は一般の人々でもその製品が購入できるようになります。

 

さらに1659年には当時の薬局長であり修道士のアンジェロ・マルキッシは、

当時のトスカーナ大公、メディチ家のフェルディナンド2世より

王室御用達(Fonderia di Sua Altezza Reale)」の称号を与えられました。

 

1700年代にはすでにインドや中国にも知られ、

そして現在ではアメリカ、南アフリカ、台湾、中国そして日本などに

多くの国にショップ展開をしています。

 

現在は、最後の薬局長を務めた修道士の一族の子孫が、

伝統を守って薬局を経営しています。

 

フィレンツェ本店はやっぱりスゴイ!

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 フィレンツェ本店

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
フィレンツェ本店の入り口
とても小さいので見逃しそうです

 

フィレンツェ本店の建物はとても歴史あるもので、

建てられたのは恐らく1200年代、

それからたくさんの装飾や改築を経て

2012年、創業400年記念の際に店内修復工事が行われました。

内部は、本店として全製品を販売しているのでお買い物はもちろん、

それぞれの部屋の素晴らしい装飾にもぜひ注目してください!

Officina Profumo – Farmaceutica di Santa Maria Novella /
オッフィチーナ・プロフーモ・ファルマチェウティカ・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ
 住所: Via della Scala, 16 – 50123
電話番号:+39.055.216276
公式サイト:http://www.smnovella.it/(日本語)
営業時間: 9:00 ~ 20:00
休業日: なし

 

メイン販売ホール(化粧品、石鹸、香水など)

メイン販売ホール

メイン販売ホール

 

入り口の廊下を通過して、最初のメイン販売ホール。

ここは、もともとアッチャイオーリ家という裕福な家の礼拝堂でした。

サンタクロースのもとになったバーリの聖ニコラウスに捧げられていました。

[イタリア語でSan Niccolò=英語でSaint Nicholas→Santa Claus ]

 

この部屋には香水、石鹸、化粧品関係のものがあります。

香水だけでもこんなにたくさんの種類が!!

香水だけでもこんなにたくさんの種類が!!

 

ここは1848年の改築により作られた空間で、

薬局が有名になるに連れてどんどん増加したお客様を迎えるための広間

が必要とされて作られたものです。

部屋に入って左手の隅に、各国語による商品リストがあります。

下の方に香りの種類のイタリア語名と日本語名の記載もありますので、

これを片手に薬局内のお買い物をスタート!!

部屋の片すみに商品リストがあります

部屋の片すみに商品リストがあります

 

緑の部屋(ポプリ、キャンドルなど)

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その右手には、ポプリやキャンドルなどお部屋の香りグッズが並ぶお部屋。

ここには王室御用達の称号を賜ったときの

アンジョロ・マルキッシ修道士の肖像画をはじめ、歴代の薬局長を務めた修道士たちや、

現在も経営権を持つステーファニ一家の肖像も並びます。

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ハーブハウス(旧薬房)

dsc_1548緑の間から左へ進むと

1612年の創業当時から製造に使われていた、

機械やガラス器、アンティーク陶器、銅やブロンズの製品などが展示された旧薬房へ。

誕生当時はこの部屋こそが「薬局(オフィチーナ)」だったのです!

室内の家具や調度品は18世紀のオリジナル。

 

このスペースからはフィレンツェ市内で一番大きな回廊、

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の大回廊(キオストロ・グランデ)を望むことができます。

昔は、こちらの入り口側からこの薬房へ出入りしていたそうです。

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Chiostro Grande

 

ティサネリア(ティールーム)

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ポプリの部屋に戻って、反対側に進んでみましょう。

ここは、1700年代からお客様をもてなすためのティールームとして使われていた場所。

18世紀にヨーロッパ宮廷では、カフェやホットチョコレートが大流行し、

サロンにお招きしたお客様に振舞われていました。

 

現在でも製品のチョコレートなどとともに、

紅茶やホットチョコレートなどを楽しむことのできる、贅沢な空間です。

もちろん、それらの製品は販売もしています。

パッケージも可愛いティールームの商品

パッケージも可愛いティールームの商品

 

 

フレスコ装飾も見逃さないで!

ティールームを後にして、

ポプリの部屋に戻らずまっすぐ突き当たりまで行くと、小さな部屋があります。

礼拝堂だったメイン販売ホールの聖具室(ミサで使う道具を納める場所)だったところで

壁一面がキリストの受難の場面を描いたフレスコ画(14世紀)で埋め尽くされています。

働いていた修道士たちがここで日々の生活に感謝を捧げていたのかな、と

つい思いを馳せてしまいますね!

この部屋はもともと、蒸留した芳香水を保管する部屋として使われており、

水の部屋」と呼ばれていたそうです。

 

本店のお買い物システム

お会計は一番最後に!

お会計は一番最後に!

 

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のお買い物システムは少し変わっていて、

製品が売られているそれぞれの場所でお会計をするのではありません

 

一番最初に「これを買います」と申し出た場所で、一枚のカードが渡されます。

このカードには買い物情報が登録されていて、

薬局内すべての場所でそれぞれこのカードに情報を登録していきます。

 

一番最後に、お会計の部屋(メイン販売ホールの奥)へ行って、

そこで清算と商品の引き換えが行われるという形。

知らないと、ちょっと難しいですね!

 

旅のお土産にもどうぞ♪

サンタ・マリア・ノヴェッラの製品は、日本でもとても人気があります。

が、日本国内で買うよりは安いとは言っても、

値段を見ずに買えるほどのレベルではありません 😥 。

 

例えば職場の方への義理土産でバラマキ用に購入するのはちょっとキツイですが、

だからこそ限られた大切な人へのお土産で差し上げるととても喜ばれます♡

 

また、自分の思い出として気に入った香りを買って帰ると、

日本に帰ってちょっと日常の喧騒に疲れたときなんかにきっと

癒してくれますよ!(*´ω`*)

こんな製品を取り扱っています>>いい香りは女を上げる♡サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のポプリがおすすめ!

リラックス~

リラックス~

 

この記事を書いた人
フィレンツェの観光ガイド、Azuです。
初めてイタリアを訪れて以来、すっかり魅せられ毎年旅行するうちについに住んでしまい、観光ガイドに… ⇒詳しいプロフィールはこちら
得意ジャンルは美術、観光、ワイン。好きな芸術家は、ブロンズィーノ。既にフィレンツェファンの方も、イタリアのどこ?何があるの?な方も、一緒に楽しみましょう♪
お問い合わせ Twitterfacebookページ

 

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