2月のイタリアはカーニバル(カルネヴァーレ)が熱い!!

      2017/02/21

イタリアの2月と言えばカーニバル(伊:カルネヴァーレ/carnevale)の季節!

 

仮面とレトロな衣装を身に着けたヴェネツィアのものが有名ですが、実は他にもイタリア各地でカーニバルは開催されます♪

 

今回は、まずカーニバルってどんなものか、お話しします!




カーニバルってどんなイベント?

カーニバルは、カトリックの国で祝われる行事。

 

カトリックで一年で最も大切なのが「復活祭(伊:パスクァ/Pasqua)」、十字架に架けられたキリストが3日後に復活したことを祝う日です。

 

このパスクァの前の40日間を「四旬節/クァレジマ(Quaresima)」と言って、神と自分の信仰について深く考え、自分を浄化するべき期間と定められていて、伝統的にこの期間は食べることを節制するなど、禁欲の期間とされています。

 

ガイド学校の先生 カテリーナ
古くは本当に1日1食とかに断食していたのよ~

 

この辛い節制の40日間の前の行事が、カーニバル!

 

カーニバルのはじまり

カーニバルはラテン語の「carnem levare」から来ていて、意味は「肉を排除する」。

 

文字通り、クァレジマの40日間は肉なしの質素な食事をすることになっているので、その辛い期間に入る前に肉を食べておくぞ!!というイベント。

 

日本語では「謝肉祭」と訳されます。

 

 

ただお祭りそのものは、とてもよく似たものが古代ローマ時代からあったそうで、どこらへんでカトリック文化と融合したのかははっきりわかりません。

 

このお祭り、「サトゥルナリア祭」がちょっと面白いんです。

 

特徴は、ばか騒ぎと地位の入れ替え。この日だけは奴隷と主人が役割を入れ替えて過ごすという、なんとも風変りなお祭りでした。

 

引用:期間中は大いに飲み食いし、騒いだ。正装であるトガは着用せず、非公式でカラフルなディナー用の服を着用した。そして、解放奴隷の被るピレウス帽を誰もが被った。奴隷は主人に口答えしても罰せられなかった。奴隷も宴会に加わり、宴会の給仕を主人が務めた。-wikipedia「サートゥルナーリア祭」より引用

 

なかなか自由なお祭りですね!

 

カーニバルの主な行事

日本では、カーニバルと言えばきらびやかな衣装と不思議な仮面をつけた人々…ヴェネツィアの仮面舞踏会のイメージがメジャーですね。

 

しかし伝統的にカーニバルの一番大事な行事は、期間最後の「肥沃な木曜日/ジョヴェディ・グラッソ(giovedi grasso)」と「肥沃な火曜日/マルテデイ・グラッソ(martedi grasso)」。

 

肥沃な火曜日/マルテデイ・グラッソ(martedi grasso)

カーニバルが終わる日は必ず火曜日と決まっています。

>>イタリアの昔話「カルネヴァーレの王様(Re Carnevale)」

 

この火曜日は、明日から節制の期間が始まる!という最後の日なので、思う存分食べたり飲んだりする日

 

お祭りの日なので、お休みになる学校もあります。子どもたちは、思い思いの仮装をして楽しみます。

 

知り合いの子どもたちに今年は何の仮装するの?と聞いたら、男の子は「スパイダーマン!」、女の子は「アナ(またはエルサ)!」という
答えがダントツでした。

 

ハロウィンのように仮装してお菓子もらいに行くというわけではなくて、地元のイベントに参加したり、街に遊びに行ったり。あとは、各地で開かれるカーニバルに行ったりします。

 

最近は、この火曜日だけではなくて期間中の週末に仮装を楽しむ子どもたちも増えてきたみたい。やっぱり家族がそろう日の方が、みんな嬉しいですからね!

こんな子いたらかわいい~♡

肥沃な木曜日/ジョヴェディ・グラッソ(giovedi grasso)

いっぽうこちらは、最終日の火曜日の前の週の木曜日。

 

この日、何より大事なことは、「お肉を食べること」。

 

たとえハムひとかけらでもいいから、絶対に一日のうちにお肉を食べないといけない、となっているそうです。

 

これがなぜ木曜日なのか、調べてもイマイチわかりませんでした…

 

イタリア人いわく、とにかく大事なことはお肉を食べること!そこが最重要ポイントみたいです。

 

ちなみに、フィレンツェ近辺ではこの日に「ベルリンゴッツォ」というお菓子も食べます。

 

カーニバルの日程

カーニバルのイベントは、場所によって開催期間は少しずつ違いますが、「ジョヴェディ・グラッソ」の木曜日と「マルテデイ・グラッソ」の火曜日は全国統一です。

 

これはパスクァ(復活祭)を基準に日にちが決められるから。

 

パスクァの決まり方はちょっと複雑なんですが、

 

春分の日を過ぎて迎えた最初の満月の次の日曜日

 

という条件を満たす日です。

 

だから、ものすごく幅が合って、3月22日から4月25日の間の日曜日で、毎年変わります

 

ガイド学校の先生 カテリーナ
私たちイタリア人も覚えてないし、計算できないわ…カレンダー見ないとわからないの♡

 

ちなみに今年は4月16日

 

そこからカウントして40日前の火曜日が、マルテデイ・グラッソになります。

 

旅好き女子ナナミちゃん
ん…?40日以上あるような…??

 

ガイド学校の先生 カテリーナ
日曜日はカウントしないのよ~

 

というわけで、今年は2月28日カーニバル最終日

 

カーニバルの期間は前述のとおり開催場所によって少しずつ違いますが、1週間~2週間半程度のところが多いようです。

 

次の記事は、
>>イタリアを代表するカーニバル、ヴェネツィア&ヴィアレッジョを紹介します!

 

この記事を書いた人
フィレンツェ在住の公認観光ガイド、Azuです。
得意ジャンルは美術、街歩き、ワイン。好きな芸術家は、ブロンズィーノ。有名作品もいいけど、隠れ注目ポイントや裏話が大好き!普通のガイドブックじゃ見つからない、”ここだけの話“をお伝えします♪ 詳しいプロフィールはこちら
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