ヴァザーリの回廊:2017年一般公開はなし。次回公開は2018年の予定!

      2017/06/01

ヴァザーリの回廊再開のニュース FIRENZETODAY

フィレンツェのシンボルのひとつ、ポンテ・ヴェッキオの2階部分は、美術館になっていて、「ヴァザーリの回廊」と呼ばれています。



ヴァザーリ…って何??

ヴァザーリというのは、16世紀フィレンツェで活躍した芸術家で、当時のメディチ家当主コジモ1世が絶大な信頼を置いていました。

 

こんな人です。

ジョルジョ・ヴァザーリ自画像

ジョルジョ・ヴァザーリ (1511-1574)

 

彼は、この他にもウフィツィ宮殿を設計したり、ヴェッキオ宮殿内の天井・壁を素晴らしいフレスコ画で装飾したり、宮殿内にコジモ1世の息子フランチェスコ1世のための書斎を建設したりしました。

 

またたくさんの芸術家の伝記(「芸術家列伝」)をまとめ、彼のおかげで古い芸術家についての情報が伝わったのです。dsc_1558

史上初めて存命中の芸術家(ミケランジェロ)の伝記を書いたことでも知られています。

 

ヴァザーリの回廊には何がある?

それでこのヴァザーリの回廊なんですが、ヴァザーリが設計し、わずか半年ほどで完成させたというヴェッキオ宮殿・ウフィツィ美術館・ピッティ宮殿を結んでいる、全長約1kmの長~い廊下です。

 

ヴァザーリの回廊 ヴェッキオ宮殿からウフィツィを通り、ボーボリ庭園へ

ヴァザーリの回廊
ヴェッキオ宮殿からウフィツィを通り、ボーボリ庭園へ

最近ではダン・ブラウンの書いた「インフェルノ」の舞台となり、主人公たちが逆ルート(ピッティ宮殿→ヴェッキオ宮殿)で大爆走するシーンが描かれています!

 

中にはコジモ2世の息子で枢機卿のレオポルドと、孫のコジモ3世が集めた、数々の芸術家の自画像コレクションをはじめとするたくさんの美術作品で飾られています。

 

2017年現在、内部改築のため閉鎖中

2016年9月、一般公開再開→しかし…

実は2016年、7月上旬にあまりの暑さに安全上の理由から閉鎖されてしまっていたのですが、それが9月下旬から再開されました。

 

ヴァザーリの回廊再開のニュース FIRENZETODAY

ヴァザーリの回廊再開のニュース
FIRENZETODAYより

 

でも、残念ながらここには個人では行けないのです。

 

完全予約制で、ここを訪れるためには10名以上のグループでなくてはいけません。
(12歳以下は入場不可)。

 

また最大人数も22名まで、それを超える場合はグループを分割するようですが(各グループに回廊の専門引率係がつきます)、それでも同時に入場できるのは88名まで、と色々と制限があります。

 

しかし!世界でも有数の自画像コレクションが一堂に会しているのは、非常に珍しく、またそこからみるアルノ川の風景はそこでしか見られない極上のもの。

 

一度は見てみたいですね!

 

なお今回、再開はされましたが、11月末までの期間限定となっています。

 

2016年12月2日追記:「ヴァザーリの回廊」次回オープンは2018年の予定!

2016年11月30日をもって最後の観覧客を迎え入れ終わった「ヴァザーリの回廊」ですが、この後改装工事に入るようです。

 

改装工事の内容は、入場者の安全と非常時の出口ルート確保、それに伴う肖像画コレクションの移動など。

 

2016年12月2日のニュースでそのことが伝えられましたが、この先2年間は回廊は閉鎖されてしまうようです。2年後、新しくなった回廊は、現在最低でも50ユーロ以上という高額な入場料が安くなるだろうと見込まれているようですが…

 

さて、どうなるのでしょうね。

 

「ヴァザーリの回廊」を通った気分になれる動画です♪

 

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この記事を書いた人
フィレンツェ在住の公認観光ガイド、Azuです。
得意ジャンルは美術、街歩き、ワイン。好きな芸術家は、ブロンズィーノ。有名作品もいいけど、隠れ注目ポイントや裏話が大好き!普通のガイドブックじゃ見つからない、”ここだけの話“をお伝えします♪ 詳しいプロフィールはこちら
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